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20世紀の負の遺産 PCB

2012-11-18 09:10:26 | 雑学雑考
今朝の中日新聞サンデー版の特集は「20世紀の負の遺産 PCB」



PCBという言葉を久しぶりに耳にしました。

私が小学生の頃、カネミ油症事件でPCBが大きく話題になりました。

当時は意味が分からなかったのですが、この事件は、米ぬか油(ライスオイル)中に、脱臭工程の熱媒体として用いられたPCB等が混入したことが原因で、西日本を中心に広域に食中毒が発生しました。皮膚の異常、肝機能障害、胎児への影響など、当時の患者数は約1万3千名以上といわれています。

PCBは、Poly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、ポリ塩化ビフェニル化合物の総称です。

その分子に保有する塩素の数やその位置の違いにより多くの異性体が存在しますが、なかでも、コプラナーPCBと呼ばれるものは毒性が極めて強く、ダイオキシン類として総称されるものの一つとされています。

古いトランス、コンデンサ等には含まれており、保管に注意が必要です。

PCB廃棄物処理を専門とする業者もあります。
そのHPをみてみると、2000㎏のトランスで700万円以上と高額です。

参考
http://www.jesconet.co.jp/index.html

「20世紀の負の遺産」の意味がよく分かります。

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