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ドヴォルザーク:交響詩『水の精』 作品107 B 195(スコア付き)

2024-09-05 06:30:12 | 音楽雑感&関連サイト

ドヴォルザーク:交響詩『水の精』 作品107 B 195(スコア付き)

アントニン・ドヴォルザーク: 交響詩『水の精』 作品107 B 195 (スコア付き) 作曲年代:1896年1月6日~2月11日 指揮:ボフミル・グレガー 管弦楽:チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 《交響詩『水の精』 作品107 B 195》は、アントニン・ドヴォルザークが晩年に作曲した5つの交響詩の1つ。ボヘミアの作家、カレル・ヤロミール・エルベンの詩集『花束』の一片から霊感を受けて作曲された。初演は1896年11月14日ヘンリー・ウッドの指揮によりロンドンで行われた。 0:03 Allegro vivace: 月明かりの中、水の精(フルート)がポプラの樹の上に座って自分の婚礼のための赤い長靴を縫っている。若い娘を湖の中に連れて行き結婚相手にするつもりだ。 1:54 Andante sostenuto: 湖の近くの小さな家では、若い娘(クラリネット)が洗濯をしようと湖のほうへ降りていく準備をしている。母親(ヴァイオリン)は、いやな夢を見たことから、湖へは行かないよう娘に注意する。 5:11 Allegro vivo: 娘は母親の言うことをきかず湖へ向かう。水の精は、水の中で待ち構える。娘が、衣類を水につけようと踏み板に乗り出すと足元の板がはずれて湖に引きずり込まれる。こうして、水の精は自分の望みを叶えた。 6:54 Andante mesto come prima: いまや薄暗い水底の世界で、水の精の妻としての不遇の暮らしをおくっている。 9:39 Un poco più lento e molto tranquillo: 唯一のなぐさめは、彼女の赤ん坊に子守唄(フルートとオーボエ)を聴かせることだけだった。 11:26 Andante: しかし、水の精は、その唄を聴くと不快に思っていらだつのであった。娘は、一日だけ母親に会いに行くことを許してもらうよう水の精に願い出る。水の精は、はじめは怒りを見せるが、やがて、気持ちも和らぎ、娘の子供を残しておくこと、晩祷の鐘が鳴る前に戻ることを条件に娘の帰宅を許す。 14:43 Lento assai: 娘は母親(チェロとトロンボーン)のもとに帰る。水の精は妻の帰宅を待つ。 16:52 Allegro vivace: 晩祷の鐘が鳴りわたるが、娘は戻らない。水の精は家まで来て、何度も、そしてだんだん激しく扉を叩く。母親は決して娘を返さず、そして嵐が起こる。母親が、娘の子供を家まで連れてくるよう水の精に言う。水の精は子供を連れてくる。そしてドスっというぞっとするような物音がする。扉の外にあったのは、首を切られた子供の姿であった。 19:15 Andante sostenuto: カエルの鳴き声(ピッコロとフルート)と母親のうめき声(イングリッシュホルンとバスクラリネット)が湖に響いている。水の精は湖の奥深くに消えていった。


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