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多面的・多角的思考のために

2018-03-14 05:31:56 | 社会科関連情報
社会的事象を多面的・多角的に思考させるためにはどう発問しますか?

社会的思考は、タイプ別に、意図的に発問を使い分けることができます。

基本の5因子は次のものです(他にも考えられます)。
(発問は一例です。)

関連思考:AとBはどのようなつながりがあるでしょう。
       他の資料とつなげると、何が分かりますか。
     
比較思考:AとBを比べると何が分かりますか。
       AとBは何が違いますか。共通点は何ですか。

条件思考:~ならばどうなるでしょう。
       AがBになるにはどうすればよいでしょう。

因果思考:~になったのはどうしてでしょう。
       なぜ、AがBになった理由を考えなさい。 

発展思考:これからどうなっていくのでしょう。

     
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これらをもとにして、さらに次のような思考を促す発問が考えられる。

関連思考の応用
具体思考:例えばどんなことが分かりますか。

比較思考の応用
分類思考:似ているものに仲間分けしよう

時系列思考:~の時代はどのようにしていましたか。

空間思考:他国(他地域)と比べて、何が分かりますか。

因果思考の応用
目的思考:何のために~したのですか。

仮定思考:もし~だったらどうなっていたのでしょうか。

条件思考の応用
他者思考:~の立場からどんなことが分かりますか。

発展思考の応用
過程思考:~はどのように変化していますか。

そして、これらの集大成である
総合思考:今までの意見をまとめると何がいえますか。


発問は授業を組み立てる柱

工夫してみましょう。

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