ドヴォルザーク:組曲イ長調 作品98 B 184 (スコア付き)
アントニン・ドヴォルザーク: 組曲イ長調 作品98 B 184 (スコア付き) 作曲年代:1894年2月19日-3月1日 ピアノ:インナ・ポロシナ
00:00 第1曲 Moderato (イ長調) 03:58 第2曲 Molto vivace (嬰ハ短調) 07:19 第3曲 Allegretto (イ長調) 11:10 第4曲 Andante (イ短調) 14:04 第5曲 Allegro (イ短調 - イ長調)
《組曲イ長調 作品98 B 184》は、アントニン・ドヴォルザークが渡米時代の末期に作曲したピアノのための組曲で、翌年には《組曲イ長調 作品98b B 190》として管弦楽アレンジされている。当時のドヴォルザークは、1893年に完成した《交響曲第9番ホ短調 作品95 B 178『新世界より』》が人気を博し、その公演のために多忙を極めていた。その慌ただしさから逃避するかのように、この組曲は作曲者の自由な発想が謙虚ながら表現されている。 5つの楽曲で構成され、第1曲の主題を第5曲の最後で再現するという形式を採っている。この形式は、《弦楽のためのセレナードホ長調 作品22 B 52》や《管楽のためのセレナードニ短調 作品44 B 77》でも採用されている。