ハイドン：交響曲第74番変ホ長調 （スコア付き）
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン： 交響曲第74番変ホ長調 Hob. I:74 （スコア付き） 作曲年代：1780－81年 指揮：ヘルムート・ミュラー＝ブリュール 管弦楽：ケルン室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Allegro (変ホ長調) 07:09 第2楽章 Adagio cantabile (変ロ長調) 13:41 第3楽章 Minuet: Allegretto – Trio (変ホ長調) 17:06 第4楽章 Finale: Allegro assai (変ホ長調)
《交響曲第74番変ホ長調》は、ハイドンがエステルハージ家に仕えて作曲活動を行っていた時期（エステルハージ期）の後期の交響曲である。ハイドン自身の手紙から1780年ごろの作品であると推測されるが、初演日など詳しい経緯はわかっていない。 トランペットやティンパニは用いられておらず、簡素な編成である。第1楽章はイタリア風の様式により、第2楽章はギターを模したチェロの伴奏に弱音器付きのヴァイオリンがメロディを奏でる。第3楽章の主部は16分音符＋付点八分音符の「ロンバルド・リズム」を含む。第4楽章はジーグ風で、W. A. モーツァルトの《弦楽四重奏曲第22番変ロ長調 K. 589》の終楽章を彷彿とさせる（ただしこの交響曲の方が先に作曲された）。