宇宙の確率論とカントールの定理【有限性の後で#11】
*1 有限性の後で p139 「事物のみならず、自然法則までもが実在的に偶然的であると主張するのは、馬鹿げていると思われる。なぜなら、もしもそれが真だとするならば、自然法則は、いかなる理由もなしに、実際にいつも変化していることが可能なのだと認めねばならないであろうから」 *2 有限性の後で p157~ *3 有限性の後で p173 *4 このように全ての集合の集合を想定しても、それよりも大きな濃度を持つ集合（冪集合）が現れてしまう矛盾を「カントールのパラドクス」と呼びます。しかしこれはいわゆる「素朴集合論」での話です。素朴集合論の発展系である公理的集合論などにおいては「全ての集合の集合」は公理で否定されているため、カントールのパラドクスを回避できています。全然詳しくはないので突っ込まれたら何も答えられませんが＾＾ □参考文献 有限性の後で: 偶然性の必然性についての試論 https://amzn.to/3Xk4suq 思弁的実在論入門 https://amzn.to/3k8n16s 思弁的実在論と現代について: 千葉雅也対談集 https://amzn.to/3CCdPxT モノたちの宇宙: 思弁的実在論とは何か https://amzn.to/3CYpjfp