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第6回金融経済教育研究会

2013-11-17 07:24:14 | 日記
昨日は、第6回金融経済教育研究会でした。

第1講は、
「注目を集めるアジア新興国の現状~ASEANモザイク市場への戦略的なアプローチ~」

 講師は、野村総合研究所 奥田 誠氏です。





内容は、





アジアの経済は、ASEAN10か国と、日本、中国、韓国の3カ国(ASEAN+3)が担っています。

今回は、ASEANの経済の現状と将来性について、詳しく教えていただきました。

例えば、ASEANは全体的に親日的で、「ルックイースト」で日本を目標にしてきました。
しかし、韓国企業が相当に浸透し、中国製品も氾濫しています。

中間所得層が動いており、生産拠点だけでなく、消費マーケットとしても魅力です。
インド、バングラも進出してきています。
成長率も維持している。

一人当たりGDPで1万ドルを越えると車が増えるのですが、タイでは車だらけ。 
一方、フィリピンは米軍基地を追い出して停滞しています。

全体に女性の就業率が高く、女性はよく働き、男性は働かないようです。
タイでは、まず女性、次にニューハーフ、最後に男性を採用するそうです。
なぜなら、食べることに困らないからです。

フィリピンは、第3次産業がさかんです。英語が使えるから。世界のコールセンター、そして英語を学ぶ大学が増えています。

東南アジアでは、基本的に家では料理を作りません。台所がない家も多く、食材メーカーは苦戦しています。

許認可に時間がかかる。共産圏は時間がかかる。

などなど・・・・。興味深い話題が満載でした。

 

第2講は、株式公開(IPO)~その意義と最近の動き
 講師は、日本取引所グループ 榊原 宏司 氏です。



株式上場について、その方法やメリット・デメリット、現状などを教えていただきました。



IPO,MBO,M&A、TOBなどの略語のオンパレード。 



簡単に説明します。

IPO:株式を上場することです。不特定多数の人から資金を集めることができる一方、業績の報告などが義務づけられます。

MBO:マネジメント・バイアウト。経営陣が株式を買い取ること。IPOの逆で、上場をやめ、敵対的買収を防止することができる。

M&A:企業の買収・合併。

TOB:株式公開買付。目的の銘柄の「株式」を取得するために、その買付内容を「公開(宣言)」し、証券取引所を仲介しないで不特定多数の株主から 「買い付ける」こと。友好的なものと、敵対的なものとがあります。

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