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哲学入門11 アリストテレス 正義と友愛

2019-01-27 05:23:12 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第11回は、アリストテレス 正義と友愛 です。
 ここからhttps://www.youtube.com/watch?v=LhOb5npZm4w



アリストテレスは、倫理的な徳はよい習慣を積み上げること、知性的な徳は教育で身につけると説きました。

彼は知性的な徳をもたらすために、観想を求めています。
瞑想や座禅、そのようなイメージです。
自分の心の内なる声を聴く時間、それが「観想」です。哲学とも言えるでしょう。

そして、3つの生き方を示しました。



では、この中で最高の生き方は?

もちろん、観想的生活、真理を知ることに喜びを見いだす生き方です。
現代の教養ある人のイメージでしょうか。

ただ、彼の考える「人」は、仙人みたいな人ではありません。


だから、正義と友愛が重要だと言います。

正義は、法を守ること、そして公平です。今の社会科が、「公正と公平」といいますが同じです。

友愛とは、対等の中で相手の善を願うことです。
正義以上に友愛が大事で、共に生きることが大切だと説きます。

ポリスという都市国家ならではですね


ここで、ギリシャにも大きな変化が起きます。
アレクサンダー大王が世界を広げたのです。
それまでポリスで生きていた人たちが、一気にグローバル化したのです。

ここで、新しい生き方が求められていきます。

次回に続きます。

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