《 配付物を配るときは「どうぞ」「ありがとう」と言おう 》
プリントは最前列の人に渡し、後ろへ送るのはよく見る光景だ。
そのとき、前の子には「どうぞ」、後ろの子には「ありがとう」と“微笑んで”言わせたい。
ちょっとしたコミュニケーションの場を生活のあちらこちらに仕組むことが学級作りの秘訣である。
やってみると分かるが、慣れると他の場面でも自然に出るようになる。
それが習慣だ。
奈良の土作 彰先生は、マナー音読教材を作っている。その一部を紹介する。
⑭ 人に物を渡すときは、渡す方向を考えて「どうぞ」といって思いやる。
⑮ 人から物をもらうときは、「ありがとう」と言って感謝する。
⑯ 一日に「どうぞ」「ありがとう」を併せて100回言おう。
⑰ 自分一人で大きくなったなんて思うな。
⑱ 親、兄弟、友達、食べ物、衣服、住居、世の中のありとあらゆる人や物に感しよう。
「感謝をし,自他を幸せにしていくことこそが,人生の大きな意味」と考える子どもを育てたいという意思が伝わってくる。
まさに、ウェルビーイングである。