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4月23日の社説は・・・

2018-04-23 05:40:57 | 社説を読む
テーマは分かれそうです。

朝日新聞
・ 奨学金破産 返せる仕組みへ工夫を
・ 環境基本計画 「言いっ放し」にするな

読売新聞
・ 環境基本計画 社会に順応した温暖化対策を(2018年04月23日)
・ 中国軍の演習 台湾への威圧で緊張高めるな(2018年04月23日)

毎日新聞
・ 夫婦別姓で相次ぐ訴え 選べぬ不自由さいつまで
・ 強権化進むハンガリー EUを内部から揺るがす

日本経済新聞
・ G20は保護主義の自制を促し続けよ
・ 商工中金は再建へ危機感を

産経新聞
・ 日報と自衛隊 機能する態勢を整えよ 「特別な文書」の位置付けを

中日新聞
・ 再生可能エネ 主役に起用するのなら
・ 強い中国共産党 歓迎一色ではあるまい

※ いろいろなテーマがありました。

ハンガリーが登場しました。
毎日です。
「東欧ハンガリーで今月行われた議会選で、オルバン首相率いる中道右派の与党が3分の2の議席を獲得し圧勝した。オルバン氏は近く連続3期目の首相に就任する。

 オルバン氏は一貫して「反移民」を唱え、欧州連合(EU)の移民政策を批判し、難民流入に不安を抱く国民の支持を集めた。これまでにもメディアを統制し、リベラル系の教育機関やNGOを規制してきた。」

「自由な民主主義、法の支配、人権を重んじるEUにとって、オルバン氏のような強権政治は受け入れ難い。ドイツやフランスが進めるEU統合深化の動きにも逆行している。

 東欧はかつての社会主義国が多く民主主義が成熟していない事情もあろう。ハンガリーは04年のEU拡大で加盟したが、グローバル化に反発する形で右傾化が進んでいった。

 オルバン与党の圧勝は、欧州各国で躍進する極右勢力を勢いづかせる懸念もある。実際、仏極右政党である国民戦線のルペン党首は「EUの大量移民政策が否定された」と賛辞を贈っている。」

イギリスが離れたEUは、今後も前途多難です。


産経です。
「日報を他の行政文書と同列に扱う今の制度自体の問題もある。

 日報には人道支援活動の進め方や隊長を含む部隊の行動が記されていた。敵対的な国やテロ勢力が分析して自衛隊の行動パターンを読み取れば、自衛隊や隊員の安全が将来にわたって脅かされる。

 南スーダンの日報にいたっては、派遣が続いているさなかに情報公開請求があった。

 一般行政文書と同じにしているから、開示が求められた。妥当ではない。1万5千ページに近い日報をチェックし、外国から提供されたインテリジェンス情報などを黒塗りにする作業は、自衛隊の中枢である幕僚監部を中心に行われた。北朝鮮情勢への備えに全力を尽くすべきときに、招きたくなかった事態である。

 国際貢献は今後も求められ、安全保障関連法に基づく重要影響事態や有事の作戦行動もありえる。それらの日報を行政文書として開示するというのか。安全確保と任務遂行を損なってはならない。」

行政文書は、情報開示する側に膨大なコストがかかります。
請求する方にも応分な負担を求めないと、やりたい放題になり、行政が止まる事もあり得ます。

「1万5千ページに近い日報をチェックし、外国から提供されたインテリジェンス情報などを黒塗りにする作業」

簡単に書いてありますが、すべてを一度コピーして、読みながら黒く塗りつぶし、をれを再度コピーするのです。

担当するひとは想定していないので、「幕僚監部を中心」に行うことになります。
最後のコピー以外は、パートを雇うことはできません。

どれだけの時間と労力がかかるのでしょうか。

「北朝鮮情勢への備えに全力を尽くすべきときに、招きたくなかった事態である」

その通りでしょう。

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