私のお薦めの指導法が「1秒先の姿をほめる」。
出典は、メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」第191号 2009年7月1日発行 宮城・仙台市立上杉山通小学校 中嶋 卓朗先生の実践です。
この言葉かけの効用は、「やらされ感がなく、自分から動くこと」「微笑がみられること」です。
とにかく、実践例を見てみましょう。
【帰りのあいさつの時、「起立」と声を出した係の子に向かって】
T「お、今日は元気なあいさつが聞けそうな予感がする」
S にかっと笑い、張りのある声で「明日も元気に来て下さい。さようなら!」
【算数の時間。なかなか定規を使わない子がフリーハンドで書いた線を消した瞬間】
T「お、定規を使って引こうとしているね」
S 定規を持って線を引く
【おしりをいすから落として座っている子が、足を動かした瞬間】
T「お、いい姿勢で座ろうとしているね。」
S 座り直す
【漢字練習中、弱い筆圧でさらさら書いている子。2行目に移った瞬間】
T「おお、いい字を書こうとしているね。・・・うん、黒々としたカチッとした字だ」
S 強い筆圧で、線一本一本をしっかり書き始める。
【野菜が苦手な女の子。おかずに箸を付けようとしたとき】
T「お、今日は、いつもより多く食べようとしているでしょ。」
S「先生、今日はけっこう食べたよ」と見せに来る。
いかがですか?おもしろいと思いませんか?
価値付けであり、方向付けです。
プラス思考です。
実は、普段からよく使っている技なのですが、「1秒先の姿をほめる」というとらえ方は新鮮です。
確かに、やらされ感がなく、自分から動きます。
特に、小学校高学年から中学生にかけては、自尊心を適度にくすぐります。
ほめる材料ができ、注意する材料が減らせます。
なにより教室が明るくなりますね。
これは、応用が利きます。
忘れ物をした人が立っている状況で・・・・
「明日、必ず持ってくる人は座りなさい。」
「今座った人の明日に拍手をしましょう!」
明日の姿をほめることもできるのです。
一般に、ほめる場面によって次の意味があります。
事前にほめる → やる気を引き出す
途中でほめる → 全体の雰囲気を引き上げる
最後でほめる → 活動への評価と、次への意欲づけ
出典は、メールマガジン「授業成立プロジェクト(JSP)」第191号 2009年7月1日発行 宮城・仙台市立上杉山通小学校 中嶋 卓朗先生の実践です。
この言葉かけの効用は、「やらされ感がなく、自分から動くこと」「微笑がみられること」です。
とにかく、実践例を見てみましょう。
【帰りのあいさつの時、「起立」と声を出した係の子に向かって】
T「お、今日は元気なあいさつが聞けそうな予感がする」
S にかっと笑い、張りのある声で「明日も元気に来て下さい。さようなら!」
【算数の時間。なかなか定規を使わない子がフリーハンドで書いた線を消した瞬間】
T「お、定規を使って引こうとしているね」
S 定規を持って線を引く
【おしりをいすから落として座っている子が、足を動かした瞬間】
T「お、いい姿勢で座ろうとしているね。」
S 座り直す
【漢字練習中、弱い筆圧でさらさら書いている子。2行目に移った瞬間】
T「おお、いい字を書こうとしているね。・・・うん、黒々としたカチッとした字だ」
S 強い筆圧で、線一本一本をしっかり書き始める。
【野菜が苦手な女の子。おかずに箸を付けようとしたとき】
T「お、今日は、いつもより多く食べようとしているでしょ。」
S「先生、今日はけっこう食べたよ」と見せに来る。
いかがですか?おもしろいと思いませんか?
価値付けであり、方向付けです。
プラス思考です。
実は、普段からよく使っている技なのですが、「1秒先の姿をほめる」というとらえ方は新鮮です。
確かに、やらされ感がなく、自分から動きます。
特に、小学校高学年から中学生にかけては、自尊心を適度にくすぐります。
ほめる材料ができ、注意する材料が減らせます。
なにより教室が明るくなりますね。
これは、応用が利きます。
忘れ物をした人が立っている状況で・・・・
「明日、必ず持ってくる人は座りなさい。」
「今座った人の明日に拍手をしましょう!」
明日の姿をほめることもできるのです。
一般に、ほめる場面によって次の意味があります。
事前にほめる → やる気を引き出す
途中でほめる → 全体の雰囲気を引き上げる
最後でほめる → 活動への評価と、次への意欲づけ