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ラフマニノフ 交響曲第2番の好演!

2015-01-26 06:03:05 | 音楽雑感&関連サイト
YouTubeでラフマニノフ 交響曲第2番の好演を見つけました。

 ライブの緊張感を保ちながら、曲の持ち味を丁寧に表現しています。


 ここから https://www.youtube.com/watch?v=SvuitFzDxDg

 ラフマニノフについて少しだけ解説します。

 
 1891年にモスクワ音楽院ピアノ科を卒業します。
 その時、主席金メダルを分け合ったのはスクリャービン。翌年には作曲科も主席で卒業するなど、天才的です。

 天狗になっていたのでしょう。1897年に交響曲第1番の初演が行われましたが、アクシデントもあり、大失敗に終わります。
 この失敗でラフマニノフは完全な神経衰弱になってしまいます。
 精神病です。作曲ができなくなってしまったのです。

 そんな彼を救ったのは精神科医のニコライ・ダーリ博士。
 その暗示療法で自信をとりもどしたのです。
 その効果はなかったという説もありますが、いえいえ違います。

 1901年には、名曲ピアノ協奏曲第2番を完成させましたが、それをダーリ博士に献呈しています。
 感謝の表れでしょう。その翌年には従姉妹と結婚しています。

 自信を取り戻し、1907年に完成させたのが、この交響曲第2番なのです。

 重苦しく入るのはピアノ協奏曲第2番と同じ。

 そして、スケルツォ、甘美なアダージョを経て最終楽章。
 それまでのラフマニノフの人生を表すかのような弁証法的な展開でど派手なフィナーレを迎えます。

 弁証法的? 昨日のベートーヴェンの記述をご覧ください。


 というような流れを知ってこの曲を聴くと、より味わい深くなります。

 う~ん、やはり名曲です。

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