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哲学入門97 丸山眞男 思想

2019-04-29 05:25:05 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門


第97回、丸山眞男 思想です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=_g0Jbm9uVvU

いよいよ丸山眞男です。

学生時代には、『日本政治思想史研究』を読みましたね。

東京女子大学の丸山眞男文庫から紹介します。

丸山眞男とは

丸山眞男 1914-1996。

20世紀の日本が生んだ世界的な学者・思想家。父・幹治は戦前の代表的政論記者。その友人・長谷川如是閑の薫陶をうけて育った。日本学士院会員、ハーバード大学・プリンストン大学名誉博士、東京大学名誉教授。主著『日本政治思想史研究』『現代政治の思想と行動』は数ヶ国語に翻訳され、世界中に広い読者をもつ。『日本の思想』は岩波新書中でも超ロングセラーの一つである。

南原繁の勧めで日本政治思想史を専攻し、徳川時代における近代的思惟の形成を実証して、この学問分野の確立に資した。また治安維持法による検挙・勾留や一兵卒としての兵営生活の経験などをふまえ、近代日本の天皇制的精神構造を内側から分析し、「抑圧移譲の原理」や「無責任の体系」の仕組みを解明した。
さらに福澤諭吉研究を通して明治維新がもつ今日的意義を明らかにし、自発的結社を核とした「市民社会」の形成や「精神的貴族主義」の必要を強調した。
永久革命としての民主主義の主張、また戦後の大衆社会状況下での人々の原子化と大衆民主主義の陥穽(画一化)の指摘はこれと裏腹の関係にある。
米ソ冷戦の最中に、政治的リアリズムの観点から日本国憲法第九条のもつ世界史的意義を高唱し、国際秩序の再編を構想した。

  出典 http://maruyamabunko.twcu.ac.jp/shoko/

ここからです。



丸山眞男は

戦後民主主義のオピニオンリーダーです。

『日本政治思想史研究』は、


ヘーゲルが「西洋思想の歴史」を研究したように、丸山眞男は日本人の合理的な思考の形成過程を明らかにしました

また、


丸山眞男は


 戦後民主主義の世論形成に大きな影響を与えました。
 もちろん、その分賛否両論がありました。

 まずは、じっくりと彼の著書を読み直して考えてみたいものです。

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