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平成25年度北方四島交流訪問事業 - 稲茂尻視察 -

2018-08-10 06:01:01 | 北方領土関係
5年前に行った色丹島の報告を再掲しています。
直接見聞きしたことをご覧ください。
少しでも北方四島についての理解につながれば幸いです。

※ この色で書いたものは、平成28年、平成30年に書き足したものです。
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 平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告17回目です。

 個人的な見解や誤解も含まれるかもしれませんので、引用にはご注意ください。

 今日は、稲茂尻視察です。

 8月4日(日)、色丹島2日目の朝食は6時から。

 これがまた美味しくて、つい食べ過ぎてしまいます。


 船内と島の見学という生活では運動をしないので、体重が増えてしまいました。

 8時に桟橋へ上陸です。
 例によって、一人ずつ書類と照合していきます。


 今日は警察官が同行します。先導してくれるそうです。


 桟橋の隣にある水産加工場:非公開株式会社「クラボザボーツク」


 このような廃墟が所々で見ることができます。1994年の地震で内部が崩壊したものです。
 

 1994年の北海道東方沖地震の被害は甚大でした。当時の新聞によれば、全島の90%の建物に倒壊などの被害が出たと報道されたそうです。

 倒壊した穴澗小学校の校舎です。


 穴澗の周囲の丘陵上で発見された地震によって生じた地割れ。


 上の2枚の出典は、色丹島との草の根交流記23
 その元ページがここです。ここからは他の写真も見ることができます。
 Shikotan, Kuril Islands Earthquake & Tsunami October 4, 1994 Set 1

 途中の道は、水たまりだらけ。
 4WDでしか走ることはできないような道です。
 

 周囲は自然そのもの。ドラム缶が残念・・・。


 稲茂尻は、この地図でいう「鴨島」の対岸です。かつて8軒の人が生活をしていた集落です。


 浜には、大量の昆布が打ち上げられていました。かつてに比べて、50mほど浸食されているそうです。
 

 若いイケメンのお巡りさんが大人気! 
 

 元島民の中田 勇さんのお話を聴きました。住民は鱈、鮭、昆布漁で生計を立てていたそうです。
 

※ 中田さんは元学校の先生をしてみえた方です。島への思いを強く感じました。
中田さんのためにも、せめて元島民の自由往来を実現してほしいと思っています。


 パノラマ写真です。
 北側(島側)

 南側(海側)
 


このブログでのシリーズ記事は・・・
平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-
-古釜布湾2-
-穴澗湾 船中研修 -
-穴澗桟橋上陸 -
-歓迎式 -
- 穴澗初等中等学校視察 その1-
- 穴澗初等中等学校視察 その2-
- 穴澗初等中等学校視察 その3-
- インペリアルでの昼食 -
- 交流行事アトラクション -
- 意見交換会 その1 -
- 意見交換会 その2 -
- 意見交換会 その3 -
- 図書館見学 -
- 色丹島穴澗発電所見学 -
- 8月3日の夕食 -
- 稲茂尻視察 -
- 稲茂尻墓地墓参 -
- 斜古丹墓地墓参 -
- ホームビジット -
- サッカー大会 -
- 穴澗商店視察 -
- 夕食交流会 -
- 別れ ~ 出航 -
- 根室へ -
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター -
- 日本地図 -
- 出 発 前 -

このブログでの他のシリーズは・・・
さわやか中欧 見てある記 -1-
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-
タイ・バンコク 見てある記-1-
シェムリアップみてある記 -1-
香港に来ています
台湾レポート-1-

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