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8月14日の社説は・・・

2015-08-14 05:06:29 | 社説を読む
今日はポツダム宣言を受け入れた日です。
安部首相は、今日、「戦後70年談話」を発表します。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 就職活動―「後ろ倒し」の検証を
・ BSL4施設―感染症の国際拠点に

読売新聞
・ 終戦70年 平和の堅持へ国際協調貫こう(2015年08月14日)
 
毎日新聞
・ あす終戦の日 不戦の原点から考える
 
日本経済新聞
・ 「戦争の半世紀」じっくり学ぶ歴史教育に
・ 休眠預金を民間福祉に生かせ

産経新聞
・ 次期指導要領 日本に誇り持てる教育を
・ 岩隈の快挙 各界の若い人よ彼に続け
  
中日新聞
・ 元ゼロ戦乗りの反戦論 戦後70年を考える

※ 終戦に関する記事が多く並びました。
 日経と産経は歴史教育を取り上げました。

日経です。
「広島と長崎に原爆が投下されたのは何月何日か――。戦後70年に合わせてNHKが世論調査でその日付を尋ねたところ、正しく答えられた人は全国で3割ほどしかいなかったという。

 近現代史についての常識の欠落に驚くが、そもそも8月15日の「終戦の日」にさえ無関心な国民が増えているようだ。太平洋戦争で日本が米国と戦ったことを知らない若者も珍しくない。」

社会科教師としても情けなくなります。
ただ、何月何日は知識です。忘れても、必要なときに調べれば事足ります。

問題は「太平洋戦争で日本が米国と戦ったことを知らない」ことは、知識だけでは済みません。

最も基礎的な理解に入ります。これを理解しないと、昭和の歴史がまるで分かっていないことになります。

「こうした実情を踏まえれば、歴史教育の改革は急務だ。」

その通りです。

「中央教育審議会は2022年度からの新教育課程で高校の「世界史」必修を見直し、近現代を軸に日本史と世界史の基礎科目を統合した「歴史総合」(仮称)を新たな必修科目とする案を示した。方向性は極めて妥当である。

 問題は、中身と教え方だ。細切れの出来事や年号を暗記して試験をしのぐといった従来の歴史の授業とは決別する必要がある。」

「細切れの出来事や年号」は、歴史の見出し、目次に当たります。
まずそこから覚えるのはありだと思います。
そこからどう踏み込むか。
入試問題の質を変えれば、高校教育は一気に変わるでしょう。

「人は歴史を知らないと現在を見失い、未来図も描きにくくなる。極論にも影響されやすくなる。市民社会の自立した個人を育てるためにも、「考える歴史教育」への道をしっかりと開きたい。」

その通り!


産経
「何よりも誇りを持って、自国の歴史や文化を学べる内容にしてもらいたい。」

何でも誇りをもてというのは、事実をねじ曲げる危険があります。

他国の歴史や文化も大切です。

「歴史では新たな史料発掘で、人物や事象の見方が変わる場合も往々にしてある。とくに近現代史では評価が分かれる事柄が多い。歴史にさまざまな見方があることを教える注意深さも欠かせない。」

これはその通り。

「高校では新しい必修科目として規範意識や社会制度を学ぶ「公共」が導入されることも注目点だ。若い世代が国づくりの責任を自覚できるような教育に留意してもらいたい。」

全くその通り!

「次期指導要領では、小中高校を通し、討論などで考える力を養う教育を一層重視している。」

全員参加型の討論の授業を作っていきましょう。

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