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哲学入門38 デューイ 道具主義

2019-02-25 05:21:34 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第38回は、デューイ 道具主義 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=dic-IwQqilM



今日は、ジョン・デューイ(1859年 - 1952年)。
アメリカ合衆国の哲学者。チャールズ・サンダース・パース、ウィリアム・ジェームズとならんでプラグマティズムを代表する思想家です。
また米国では機能主義心理学に貢献したことでも知られています。
問題解決学習を提唱した教育学者としても有名です。教育でも、知識の教え込みを否定して、経験主義を唱えました。
20世紀前半のアメリカ哲学者のなかでも代表的且つ進歩的な民主・民衆主義者(ポピュリスト)でした。

詳しく見ていきましょう。

パースに始まった実用主義。
デューイはパースに学びます。

デューイは


環境に適応するために必要なのが、知性という道具なのです。

観念、理論も、結果として作業能力に関わるとしました。
知性、観念、理論 みんな結果を出すための道具なのです。



経済面でのアダム・スミスの否定です。
アメリカで、民主主義を広めようとします。

デューイの民主主義は、他人と関心を共有して、経験を相互に拡大し、問題解決の実践力を高めていく、共同の生活様式です。
経験主義者らしい解釈です。

19世紀のアメリカは、
人がものの豊かさを求めて、産業を発展させていき、実用主義・道具主義の思想が生まれました。


しかし、21世紀になるとどうでしょう。

豊かな時代になってしまうと、心の豊かさを求めるようになっているのでは・・・・。


時代と共に思想は変わるのです。


ヘーゲルは、歴史に注目しました。
内面の自由、社会の仕組みとしての自由にこだわりました。
世界史は、絶対精神の自由を実現する過程としてとらえました。

社会の歴史的発達段階に注目する思想が発達します。

それが次回です。

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