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昨日の社楽の会

2011-01-21 06:24:32 | 日記
昨日の社楽の会は、私が模擬授業を行いました。

テーマは「日本文化について考える」

家庭の食器が個に属すという「属人器」がいつから始まったのか?

なぜ日本と朝鮮半島の一部にしか見られないのか?

食器を割るというのはどんな意味があるのか?

底に穴をあけられた土器(底部穿孔土器)の意味は?

伊勢神宮の食器はなぜ毎回割るのか?

これらを37名の参加者みんなで考えていきました。



続いて、興福寺の五重塔がたった25円で売られ、回廊が壊された廃仏毀釈、大量の浮世絵や仏像が海外に流出したことについて考えました。



2千年も前から、土器に人格を投影するほど深く歴史のある日本文化が、文明開化によりもろくも崩れたのはなぜか?

自分の良さを見失ったから。

そして、他と比較をして自分を低く見たことが問題なのです。

日本人の、そして自分のアイデンティティを失わないでというメッセージを伝えて終わりました。

参加されたみなさんの前向きな姿勢がとてもさわやかでした。


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