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のだめカンタービレ 最終楽章 前編

2010-01-02 16:52:20 | 映画短評
今日は「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」を見てきました。

オーケストラ部出身としては、一言コメントしないわけにはいきません。


とても楽しかったです。

ヨーロッパの街並みを美しい音楽をバックに眺める、名曲アルバム的な作りです。しかも、ユーモアたっぷりで、肩もこらないお気楽さははじめからわかっています。

話としては、歴史ある落ち目のオーケストラを建て直すというものですが、その点の描き方はていねいではありません。演奏後の楽団員の笑顔を見たかったのですが…。

愛知県出身の玉木 宏演じる千秋の指揮は、テレビドラマの時に比べて多少サマになってきました。まだまだ力が入りすぎで、打点もよくわからないのですが、福士誠治のオーボエは見事でした。本当に演奏しているように見えました。

ストーリーに関係あるので詳しくは書けませんが、私の好きなマーラーの交響曲第5番第4楽章が終盤に効果的に使われています。

上野樹里の天然ぽさも健在で、原作のタッチも随所に楽しめます。

ぜひ、映画館でご覧ください。

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