１１月１３日の社説は・・・

今日は政局と小沢判決でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　年内解散浮上―その前になすべきこと
・　小沢氏無罪―政治とカネ、いつまで

読売新聞
・　「ＴＰＰ解散」　首相は交渉参加の旗を掲げよ
・　小沢氏再び無罪　検察審制度の見直しは早計だ
　
毎日新聞
・　小沢代表判決　「秘書任せ」ゆえの無罪
・　オバマ再選と世界　日米同盟　日本が何をしたいかだ

日本経済新聞
・　成長力の強化に資する重点的な施策を
・　強制起訴見直し迫る小沢裁判
　
産経新聞
・　野田首相　年内総選挙を早く決めよ
・　小沢氏２審も無罪　政治責任は変わらず重い

中日新聞
・　小沢代表無罪検察の“闇”を調べよ
・　フットサルＷ杯カズの背中に見たもの

※　小沢判決は、ニュアンスが違います。

消費税の時に小沢グループを応援した中日は、検察を問題にしています。
「問題は検察が市民の強制起訴を意図的に導いた疑いが晴れぬことだ。」

しかし、他社はそれでも小沢氏を批判しています。

朝日
「疑惑が指摘された当初、小沢氏は会見で身の潔白をあかす書類を示して追及をかわした。後にそれは、日付をさかのぼって急きょ作成したものであることがわかった。」　

読売
「公開の法廷で解明を求めた検察審の判断には、もっともな面があった。政治資金疑惑に対し、小沢氏が合理的な説明をしなかったためだ。」

毎日
「刑事責任とは別に、政治資金に対する小沢代表の姿勢に改めて疑問を感じる。
　　（中略）
　小沢代表は、刑事裁判を理由に国会での説明を拒んできた。政治家として説明責任を果たさなかったことを国民は忘れない。」

産経
「それでも、この判決が小沢氏の政治責任を免罪するものとはいえない。」

日経は別の視点で、制度を問題にしています。
「市民による起訴である以上、無罪率が高まることは想定される。とはいえ、これで強制起訴の無罪が地裁高裁あわせて３件続いた。初の判決となった会社社長が詐欺罪に問われた事件では、那覇地裁が「詐欺罪に当たらない」と判断した。こうした状況が続けば、制度の信頼が揺らぎかねない。」

読み比べがおもしろテーマです。