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12月4日の社説は・・・

2019-12-04 05:30:32 | 社説を読む
PISA調査か・・・

朝日新聞
・ 中東へ自衛隊 国会素通りは許されぬ
・ 国際学力調査 自分の考え育む授業を

読売新聞
・ 診療報酬改定 医療提供体制充実の一助に
・ PISA調査 読解力低下に歯止めかけたい

毎日新聞
・ 「桜を見る会」と首相 逃げるほど疑惑が深まる
・ 日産の新体制が始動 ルノーと関係修復が急務

日本経済新聞
・ 温暖化ガス削減の加速迫られるCOP25
・ デジタル時代の読解力とは

産経新聞
・ 死刑判決の破棄 裁判員の意義を問い直せ12.4 05:00
・ 国際学力調査 情報に溺れない読解力を

中日新聞
・ 国際学力調査 読解力育む土壌豊かに
・ 麻生氏と潜水艦 何のための搭乗なのか

※ 5社が学力調査でした。

朝日です。
注目点はいくつかある。

 日本はかねて、「自分の考えを他人に伝わるように根拠を示して説明する」のが苦手といわれてきた。今回もそれは克服できていない。文科省によると、誤答の一つのパターンとして、問題文中の一節を写すだけで、自分の言葉で解答していない答案が見受けられたという。

 また、文章に寄り添って「理解する」のは得意だが、書かれている内容や筆者の考えの妥当性を吟味するといった「評価・熟考」型の問いには手を焼く傾向が指摘される。今回、OECD加盟国の平均正答率を10ポイント超下回った設問は14題あったが、うち9題がこの類型だった。

 学校教育の中で、他人の意見に流されずに自らの頭で考え、表現する。そんな習慣を身につけていないのではないかと思わせる結果だ。実際、テストとあわせて実施されたアンケートによると、「国語の授業で先生は生徒に対し、文章についての意見を言うように勧めている」と感じている生徒の割合は、平均を下回っていた。

 国内では長らく、もっぱら共感をもって作品を読む教え方が主流だった。それが00年のPISA開始以降、書かれていることをうのみにせず、批評的に読む方法の研究が進み、教科書も変わりつつある。しかし学校現場はその変化に追いつけていないと、秋田大の阿部昇特別教授(国語科教育)はみる。

 思考力を鍛える授業づくりには手間がかかる。教員の多忙化で、研修や教材研究の時間がとれなくなっていないか。大学の教員養成課程で新しい教え方を習得させているか――。しっかり検証して環境整備に努めるのが、文科省の使命だ。


だから大学入試改革なのに・・・


産経です。
大阪・心斎橋の通り魔事件で父親を亡くした中学2年の長女は最高裁の判決を受けて「頑張って決めてくれた裁判員の人たちの気持ちが無駄になってしまった」「裁判員裁判の意味をもう一度考えてほしい」と話した。同感である。

 平成24年6月、心斎橋の路上で通行人の男女2人を無差別に刺殺したとして、殺人罪に問われた被告の上告審判決で、最高裁は1審裁判員裁判の死刑判決を破棄し、無期懲役とした2審大阪高裁の判断を支持した。裁判員裁判による死刑判決が2審で破棄された5件全てが無期懲役で確定することになる。

 最高裁は「死刑適用の慎重性、公平性確保の観点を踏まえると、2審判決の量刑が甚だしく不当とはいえない」と判断した。

 「公平性」とは過去の判例とのバランスを指し、その基となっているのは昭和58年に最高裁が示した「永山基準」である。連続4人射殺事件の永山則夫元死刑囚に対する最高裁判決は死刑選択が許されるとする9項目を示した。中でも殺害された被害者数と犯行の計画性の有無が重視されてきた。


同感です。

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