近江FWⅢ -6-
令和6年11月16日、いつものメンバー(積知積徳会)で、観音寺城周辺へFW(フィールド・ワーク)に行ってきました。その様子を数回にわたってお知らせします。
今回の訪問地周辺です。
安土城や近江八幡城、沙沙貴神社ついては 近江FWⅡ をご覧ください。
今回は、観音寺城-2-です。
地図を持って歩かなかったので、今一つ自信がないのですが、たぶん歩いたルートです。
伝本丸から伝平井丸へ向かい到着したところです。
平井丸の南側の石垣です。
平井丸南側の虎口です。味がありますね。
おそらく、立派な門があったのでしょう。
本丸の真横にあることもあり、平井氏は有力家臣であることが分かります。
この平井氏は観音城主佐々木六角氏の重臣で6家老、即ち、平井加賀守定武・後藤但馬守賢・進藤山城守貞冶・目加田摂津守清綱・蒲生兵衛太夫賢秀・三雲三郎左衛門の一人です。
実は、平井定武の娘は、小谷城の浅井長政と結婚していましたが、六角氏の干渉に反発した浅井氏から離縁され、姫君は平井氏に送り返されたそうです。
浅井長政が次に結婚したのが、織田信長の妹・お市の方です。
暗渠の排水路跡のようですが、単に木の根が石垣を崩したのでしょう。
伝平井丸の埋門(うずみもん)。崩れてしまいました。
動画を見てみましょう。
【観音寺城伝平井丸】(滋賀県近江八幡市)
「平井氏屋敷跡」の標です。
この郭では泉水、庭、座敷、茶室跡が認められているそうです。
-1-で、目加田城 を紹介したように、佐々木六角氏の重臣は近江の各地に城を構えつつ、観音寺城にも屋敷をもっていることが多いようです。
平井氏は愛知川に城があったと伝えられています。
この上段に会所があったものと思われます。
少し高くなっています。
やはり周囲には土塁があります。
石垣が混じっています。
奥に、墓石がありました。
ガイドさんによれば、観音正寺の歴代の和尚の墓だそうです。
石垣は立派です。
南西の隅石は算木積になっています。
同じく角石です。
平井丸西面の石垣です。
西面の石垣です。
これは暗渠跡か?
ここで動画をご覧ください。
【日本100名城】近江国観音寺城 其の二 平井丸~本丸編 平成30年(2018) 仲冬
落合丸屋敷跡の標です。
落合屋敷の門跡です。
この位置にあります。
落合丸?
池田丸に到着!
面積は約2000㎡と本丸1950㎡より少し広い、最大の曲輪です。
池田氏は佐々木家の旗頭・七手組の魁(さきがけ)として代々武功をあらわした名高い家柄です。
本家は甲賀郡池田家ですが、分家の蒲生郡池田家が圧倒的に勢力をもちここに郭を有しています。
出典 https://www.azuchi-study.com/kannon2.htm
東西に長い曲輪です。
見事な石垣です。
西虎口です
霧が晴れてきました。
矢穴??
動画です。
Yajiさんのお城巡り 近江 観音寺城 ③ 本丸から平井丸・池田丸 【Shiga,Kannonji castle ruins ③ From Honmaru to Hirai Maru】
Yajiさんのお城巡り 近江 観音寺城 ⑤ 池田郭跡・平井郭跡・観音正寺【Shiga, Kannonji castle ruins, Ikeda Maru ・Hirai Maru 】
明日に続きます。
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