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人を動かすリーダーに大切な40の習慣-7-

2013-12-29 06:10:49 | MY BOOK
PHP研究所の[図解]人を動かすリーダーに大切な40の習慣 を読みました。



著者は、東レ経営研究所特別顧問 佐々木 常夫氏です。

自分流解釈の7回目です。

第3章 チーム力が格段にアップするコミュニケーション術

○ 成果をあげた部下のモチベーションをさらにアップさせる方法 

 佐々木氏は、勝者と敗者が必ず出るようなシステムでは、チームは良くならないといいます。
 
 義務教育の学校も同じ。

 交通の便が良い大都会ならともかく、全国のほとんどの学校は、距離的にも、制度的にも、学校は選べません。
 どの学校も大切です。
 学力調査の平均点を公表し競争させることは、結果的に敗者を作ることになります。
 
 学級担任も同じ。
 どの学級も大切です。

 これをふまえて成果をあげた人にはどうするか。

 まずは、個別に呼んで成果を認めてあげること。
 次に、一段難度の高い仕事(課題)を与えることです。

 これが高すぎてはいけません。
 ベストを尽くした人には、これ以上求めるのは酷です。
 状態を見ながら、褒めてモチベーションが上がったところでの話です。
 
 それにより、自己成長感と、学校への貢献感が生まれます。

 

○ 若い部下には野心をもたせる 

 わたしが新卒の頃、先輩は団塊の世代の人たちで、ライバル心むき出しでした。
 いわゆる出世欲、ここでいう野心を表現するのは、ごく普通でした。
  
 見ていてあまりよいものとは思いませんでしたが、そんな先輩方から檄をもらったものです。

 ところが、今の若い人たちは、野心を出したがりません。
 部活動の世界では、一部の人があるのですが、多くは、表には見えません。

 草食系に見えてしまいます。

 わたしは、いい意味で、もっと野心をもってほしいと思っています。
 その野心とは、「授業がうまくなる」という野心です。

 部活動は、ある程度強くて当たり前。
 ここはスマートに振る舞い、陰で努力をする。

 しかし、授業力の向上については、向上心をむき出しにしてほしいのです。
 
 それが、他の教師を刺激し、学校全体の力の底上げになり、子供達や地域のためになるのです。



○ 人事評価は少し甘めがちょうどいい 

 教員の世界でも、評価のシステムが導入されてきました。

 企業ほどではありませんが、せっかくの制度です。
 うまく活用したいものです。

 評価制度は、人を伸ばすためにあるのです。

 そのためには、少し甘めがちょうどよいのです。
 しかも、具体的に長所を褒め、また、野心(意欲)を高く評価してあげることです。

 さらに、その後にアドバイスを付け足します。
 それが、一段高い課題です。
 

 そのためには、日頃からしっかりと見ていないとできません。

 管理職の仕事は、見ることなのです。 

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