国連ミレニアム開発目標(MDGs)サミットにちなみ、ジェシカ ウィリアムズの評判の書 『世界を見る目が変わる50の事実』(草思社)の内容を社楽的に読むシリーズ。
いよいよ最終回、第50回は貧困家庭の子供たちは、富裕家庭の子供たちに比べて、三倍も精神病にかかりやすい
ニューヨークの中国語新聞である「大紀元」の日本語版に興味深い記事がありました。
以下引用します。
--------以下引用--------
【大紀元日本6月15日】
中国の新聞紙「南方都市」の報道によると、北京安定病院はかつて1984年から1996年までの13年間の1515人の刑事犯罪者を対象に調査を行った結果、1515人の中で、精神疾病を患った者は1248人で、82%を占めている。これらの精神病患者はおもに人身攻撃、財産略奪、社会秩序妨害を行い、全体の94.1%を占めている。
「中国の精神分裂症患者は総人口の1%、憂鬱病患者は7%、焦燥障害患者は5%を占めている。これだけでも1億人を超えている。もし、青少年たちの精神的疾病や高齢者たちの持病による心理的疾病などを加えれば、中国の精神病患者は、はるかに1億人を超えているはずである」と精神病専門家で中国華西医科大学教授・孫学礼氏は指摘している。
遺伝子の要因、生活スタイルや観念の変化、そして拡大する貧富の格差などが、中国の精神病患者数が1億人を超えることになった主な原因であるとし、政府は精神コンサルティングや心理指導を強め、治癒率を高める対策を取るべきだと同教授は呼びかける。
「一般的に貧しい国では、うつ病の発病率は高くないが、貧富の格差が大きく拡大されれば、貧困層のうつ病の発病率が高くなる。すなわち、格差問題もうつ病をもたらす重要な要因である」。同教授によると、現在中国ではうつ病の発病率が高く自殺率も高いので、もっとも重視されるべきであるという。
--------引用終わり-------
「貧困」が「うつ病」につながることは分からないでもありません。
しかし、それは「貧困」が原因なのではなく、「貧富の格差」が原因だというのです。
なるほど、まわりも貧困ならば、相対的な貧困ではありません。みんなで頑張ることも出来ます。
しかし、「貧富の格差」は、相対的な貧困です。自分が惨めにもなりましょう。
『世界を見る目が変わる50の事実』を読み解く50回シリーズをこれで終わります。
この書のメインテーマは「格差」にあると書いてきました。
その最後も、やっぱり格差でした。
ジェシカ ウィリアムズのような視点で、これからの地球社会をみていきたいと思います。
これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
いよいよ最終回、第50回は貧困家庭の子供たちは、富裕家庭の子供たちに比べて、三倍も精神病にかかりやすい
ニューヨークの中国語新聞である「大紀元」の日本語版に興味深い記事がありました。
以下引用します。
--------以下引用--------
【大紀元日本6月15日】
中国の新聞紙「南方都市」の報道によると、北京安定病院はかつて1984年から1996年までの13年間の1515人の刑事犯罪者を対象に調査を行った結果、1515人の中で、精神疾病を患った者は1248人で、82%を占めている。これらの精神病患者はおもに人身攻撃、財産略奪、社会秩序妨害を行い、全体の94.1%を占めている。
「中国の精神分裂症患者は総人口の1%、憂鬱病患者は7%、焦燥障害患者は5%を占めている。これだけでも1億人を超えている。もし、青少年たちの精神的疾病や高齢者たちの持病による心理的疾病などを加えれば、中国の精神病患者は、はるかに1億人を超えているはずである」と精神病専門家で中国華西医科大学教授・孫学礼氏は指摘している。
遺伝子の要因、生活スタイルや観念の変化、そして拡大する貧富の格差などが、中国の精神病患者数が1億人を超えることになった主な原因であるとし、政府は精神コンサルティングや心理指導を強め、治癒率を高める対策を取るべきだと同教授は呼びかける。
「一般的に貧しい国では、うつ病の発病率は高くないが、貧富の格差が大きく拡大されれば、貧困層のうつ病の発病率が高くなる。すなわち、格差問題もうつ病をもたらす重要な要因である」。同教授によると、現在中国ではうつ病の発病率が高く自殺率も高いので、もっとも重視されるべきであるという。
--------引用終わり-------
「貧困」が「うつ病」につながることは分からないでもありません。
しかし、それは「貧困」が原因なのではなく、「貧富の格差」が原因だというのです。
なるほど、まわりも貧困ならば、相対的な貧困ではありません。みんなで頑張ることも出来ます。
しかし、「貧富の格差」は、相対的な貧困です。自分が惨めにもなりましょう。
『世界を見る目が変わる50の事実』を読み解く50回シリーズをこれで終わります。
この書のメインテーマは「格差」にあると書いてきました。
その最後も、やっぱり格差でした。
ジェシカ ウィリアムズのような視点で、これからの地球社会をみていきたいと思います。
これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。