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3月17日の社説は・・・ 恐怖政治

2024-03-17 05:30:06 | 社説を読む
テーマは分かれるか・・・
 
・ ガザの人道危機 いつになれば停戦できるのか
・ SNS犯罪 スマホでの甘言に潜む悪意
 
・ 民間ロケット 失敗検証し次の挑戦に
 
・ 「裏金渦中」の自民党大会 けじめなくして信頼なし
・ センバツあす開幕 未来へつなぐ100年の歴史
 
・ 次期戦闘機の輸出を国際協調と抑止力の強化に
・ あまりにお粗末なNTT西日本
 
・ 工藤会トップ判決 減刑に臆せず摘発続けよ
・ 防衛装備品の輸出 「次期戦闘機」だけなのか
 
・ 週のはじめに考える 強権がロシアをつぶす
 
※ いろいろありました。
 
中日が秀逸でした。
 
○ 一方で、言論への締め付けは厳しく、プーチン体制は異論封じに躍起です。国民はウクライナ侵攻に反対の声を上げることは許されません。しかも、プーチン体制に歯向かった者の相次ぐ死は、スターリン時代以来の恐怖支配へ逆戻りしたことを物語っています。
 
○ 中西部バシコルトスタン共和国ではこの年明けに、地元の活動家への有罪判決をきっかけに大規模な抗議デモが起きました。ダゲスタン人やバシキール人といった少数民族は、スラブ系に比べて戦死率がとても高いことが分かっています。
 
○ 侵攻以来、100万人以上ともいわれるロシア人が国を離れました。その多くが高学歴の若者です。徴兵逃れや国の将来に見切りをつけた人もいます。
 
恐怖政治とは?
 
いろいろな本が出ていますが、Wiki に簡潔にまとめられています。引用します。

恐怖政治とは、権力者が自らに反対するものを投獄したり、殺戮したりなどという苛烈かつ暴力的な手段を用いて弾圧することによって国民に恐怖を抱かせ、強引に自らの権力を保つような政治全般のことである。「暗黒政治」ともいう。

恐怖政治は、フランス語の普通名詞で「terreur(テルール)」であり、元々の語義は「恐怖」だったが、フランス革命時にロベスピエールらが人々に恐怖を引き起こさせるような政治手法を採り(政治状況を作りだし)、当時の人々がそれを「terreur」と表現し、その後も同様の政治手法を用いる権力者が登場したことで、それも同様に呼ぶようになった。

フランス語においてはメタファー(例え)の技法や詩的表現が発達しているため、フランス語話者には「terreur」だけで十分伝わるが、日本語の語感では「恐怖」だけでは分かりづらいので、後ろに「政治」を付け加えて明示することで、「恐怖政治」と訳している。この「terreur」が、「テロ(=テロリズム)」の語源でもある。

特にフランス革命時のterreurだけを指す場合は(つまり固有名詞的に用いる場合は)、フランス語では前に定冠詞のlaを付けて大文字で始め「la Terreur」と表現する。

独裁政治(独裁者が行う政治)や非民主的な政治というのは、しばしば恐怖政治に陥るとされている。

本項ではフランス革命時の恐怖政治から解説し、その後にフランス革命後の恐怖政治一般について解説する。


この後、ロベスピエール派のことが書かれています。
 
フランス革命後の恐怖政治の中に、わずかですがスターリンが出てきます。

20世紀の恐怖政治について解説すると、 ロシア革命後のソビエト連邦ヨシフ・スターリンが恐怖政治(大テロル)を行っていた、ということはしばしば指摘されている。スターリンは自らに少しでも反対するような様子を見せたら反革命と見做して粛清した(スターリン体制[6]。もっとも、ウラジーミル・レーニンも、皇族、貴族、資本家などを裁判なしで多数処刑しており、スターリンはレーニンの手法を継承・拡大したと考えられている。

この中の「大テロル(大粛清)」を見ると詳しく書かれています。その一部を紹介します。


○ 1934年の第17回党大会の1,966人の代議員中、1,108人が逮捕され、その大半が銃殺刑となった。1934年の中央委員会メンバー(候補含む)139人のうち、110人が処刑されるか、あるいは自殺に追い込まれた。

○ 1937年から1938年までに、134万4,923人が即決裁判で有罪とされ、68万1,692人が死刑判決を受け、63万4,820人が強制収容所刑務所へ送られた


 これはあくまで一部の事例です。まだまだ続きます。

スターリンは、国家の洗脳?によって、7割以上のロシア国民に支持されているそうです。

プーチンは、確実にスターリンに近づいています。

次の記事をご覧ください。

プーチン氏は「手ぬるい」 ロシアで高まる独裁者スターリン人気「民主主義ではなく『皇帝』が必要」

https://www.tokyo-np.co.jp/article/179406

 


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