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恐怖政治とは、権力者が自らに反対するものを投獄したり、殺戮したりなどという苛烈かつ暴力的な手段を用いて弾圧することによって国民に恐怖を抱かせ、強引に自らの権力を保つような政治全般のことである。「暗黒政治」ともいう。
恐怖政治は、フランス語の普通名詞で「terreur(テルール)」であり、元々の語義は「恐怖」だったが、フランス革命時にロベスピエールらが人々に恐怖を引き起こさせるような政治手法を採り(政治状況を作りだし)、当時の人々がそれを「terreur」と表現し、その後も同様の政治手法を用いる権力者が登場したことで、それも同様に呼ぶようになった。
フランス語においてはメタファー(例え)の技法や詩的表現が発達しているため、フランス語話者には「terreur」だけで十分伝わるが、日本語の語感では「恐怖」だけでは分かりづらいので、後ろに「政治」を付け加えて明示することで、「恐怖政治」と訳している。この「terreur」が、「テロ(=テロリズム)」の語源でもある。
特にフランス革命時のterreurだけを指す場合は(つまり固有名詞的に用いる場合は)、フランス語では前に定冠詞のlaを付けて大文字で始め「la Terreur」と表現する。
独裁政治(独裁者が行う政治)や非民主的な政治というのは、しばしば恐怖政治に陥るとされている。
本項ではフランス革命時の恐怖政治から解説し、その後にフランス革命後の恐怖政治一般について解説する。
20世紀の恐怖政治について解説すると、 ロシア革命後のソビエト連邦でヨシフ・スターリンが恐怖政治(大テロル)を行っていた、ということはしばしば指摘されている。スターリンは自らに少しでも反対するような様子を見せたら反革命と見做して粛清した(スターリン体制)[6]。もっとも、ウラジーミル・レーニンも、皇族、貴族、資本家などを裁判なしで多数処刑しており、スターリンはレーニンの手法を継承・拡大したと考えられている。
この中の「大テロル(大粛清)」を見ると詳しく書かれています。その一部を紹介します。
○ 1934年の第17回党大会の1,966人の代議員中、1,108人が逮捕され、その大半が銃殺刑となった。1934年の中央委員会メンバー(候補含む)139人のうち、110人が処刑されるか、あるいは自殺に追い込まれた。
○ 1937年から1938年までに、134万4,923人が即決裁判で有罪とされ、68万1,692人が死刑判決を受け、63万4,820人が強制収容所や刑務所へ送られた
これはあくまで一部の事例です。まだまだ続きます。
スターリンは、国家の洗脳?によって、7割以上のロシア国民に支持されているそうです。
プーチンは、確実にスターリンに近づいています。
次の記事をご覧ください。
プーチン氏は「手ぬるい」 ロシアで高まる独裁者スターリン人気「民主主義ではなく『皇帝』が必要」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/179406