日本史事典.comより【南北朝時代とは】簡単にわかりやすく解説!!日本における代表的な出来事&武将などを紹介します。
目次です。
- 1 南北朝時代とは?
- 2 南北朝問題がややこしくなった3つの理由と関連人物
- 3 南北朝時代の流れを一気に解説!
- ①ことの発端は皇位継承問題
- ②結論が出ないまま、朝廷から幕府へ意思決定が委ねられたが…
- ③幕府もどうしていいかわからず、生母のご意見を聞く
- ④納得いかない後深草天皇が取った行動?!
- ⑤不穏を感じていた鎌倉幕府も対策を練っていた
- ⑥元寇が起きてバタついているうちに
- ⑦伏見天皇暗殺未遂事件が勃発
- ⑧幕府、ついに両統迭立(りょうとうてつりつ)を発布
- ⑨文保の御和談が破談
- ⑩後醍醐天皇の政治で混乱が極まる
- ⑪後醍醐天皇、自分の天下と思い建武の新政を始める
- ⑫諦めの悪い後醍醐天皇、南朝を開く
- ⑬後醍醐天皇崩御で時勢は北朝へ
- ⑭室町幕府でもけんか勃発
- ⑭-1.観応の擾乱のきっかけは?
- ⑮南北朝を統一したいのに、出来なかった足利尊氏
- ⑯待ってました!足利義満さん!
- ⑰足利義満の行った政治改革
- ⑱ついに明徳の和約で南北朝問題が解決・・・?
- 4 まとめ
まとめを見てみましょう。
✔ 事の発端は、後嵯峨天皇が遺言で後継者を明言しないことから始まった。
✔ 結論が出ないまま皇位の継承は続くも、揉めに揉めて両統迭立によって交代交代で天皇の位を譲ることで話はまとまる
✔ 天皇の中継ぎ問題で事態はさらに悪化。文保の御和談が行われるも、破談に終わる
✔ その後西園寺実兼により、後醍醐天皇の皇位継承と大覚寺統の後継が決定
✔ 後醍醐天皇は天皇が実権を握るべきと考え、鎌倉幕府の打倒を企てるも未遂に終わり、沖へ流される
✔ 打倒、鎌倉幕府の機運は武士の層にまで働き、足利尊氏、新田義貞、楠木正成らの活躍によって鎌倉幕府は滅亡
✔ 後醍醐天皇はこれをチャンスとし、建武の新政を開始するも、各所からの反発が
✔ 特に大きかった中先代の乱を足利尊氏は独断で鎮めるが、後醍醐天皇により追放を受ける
✔ そんな足利尊氏を持明院統が支持し、足利尊氏は室町幕府を設立。初代将軍となる。
✔ 諦めの悪い後醍醐天皇は、吉野へ逃れ、自分が正当な天皇の後継者であるとし、南朝を開く
✔ 後醍醐天皇についていた楠木正成は、何度も足利尊氏と和解するように説得するも失敗。後に足利尊氏に打ち取られてします。
✔ 後醍醐天皇の崩御により時勢は北朝へ傾くも、戦いは終わらず、室町幕府内では足利尊氏と足利直義による観応の擾乱が起きる
✔ 失意のまま足利尊氏死去、息子の足利義詮が二代目将軍へ。
✔ 足利義詮も将軍就任後わずか4年で死去。当時10歳の足利義満が第三代将軍へ。
✔ 足利義満は、政治改革により自分の地位を確固たるものに成功。最終的に明徳の和約で南朝との和解に成功。
✔ 再度しっかりと両統迭立を和約でとりつつも、持明院統も大覚寺統もそれを破る。
✔ 応仁の乱が勃発し、歴史上南北朝問題は埋もれてなくなっていくのだった。
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