国民の税負担率とは?
まずは国際比較です。
目次
- 1 日本国民の税負担率はどれくらい?
- 2 主要諸国との比較からみえる日本の税負担率
- 3 対GDP比の国民負担率は主要諸国と遜色ない?
- 4 情報をしっかり読み取ろう! 国民負担率の国際比較から分かること
財務省が公表した国民負担率の国際比較によれば、アメリカが32.4%にすぎない一方で、ドイツでは54.9%、スウェーデンが56.4%、フランスに至っては67.1%という高い水準が並んでいます。イギリスも46.5%と日本の2019年度時点の税負担率44.4%より高水準を記録しており、この国際比較によれば日本の税負担率は決して多いとはいえないようです。
また、経済協力開発機構(OECD)加盟国の国際比較では、日本の国民負担率は36ヶ国中25番目という水準です。ちなみに、最も高いルクセンブルクの国民負担率は、何と93.4%と記録されています。
高橋洋一先生が次のように説明しています。