《 板書は消し方を工夫しよう! 》
書き方よりも「消し方」にこだわれ
師匠・故 有田和正先生の実践です。
先生の著書『教え上手』(サンマーク出版)には次のように書かれています。
-------以下引用-------
消し方を工夫することで、学習内容の確認や効果的な復習をさせられるものです。
たとえば、白で書かれた部分を消し、赤の重要な部分や黄色の「はてな?」部分だけを残して、それを復唱させる。
逆に、重要ポイントだけを消して、「今消したところに,どんなことが書いてありましたか?」などと尋ねる。
教え終わった後も虫食い状態のまま残しておいて、次の時間のはじめに埋めさせてから消すという方法もあります。
-------引用終わり------
よくあるワークブックは、重要語句を( )内に書かせたり、重要語句の説明を枠内にまとめさせたりする。
その発想である。
授業で一度板書を構造的に完成させた後、復習したいところを消して、いわば、ワークブックをつくればよいのである。
有田先生の模擬授業を受けると、いつも、この方法で復習する時間がある。
消しながらまとめていくのである。