《 原因より目的を探れ 》
アドラー心理学は「目的論」。生徒指導に有効である。
目的論は、目的志向型未来創造法であり、自由に発想し理想や目的、未来の話をする。拡散型である。
これに対して原因論は原因追求型問題解決法で、論理的思考により正解の発見が求められる。収束型である。
ケースによって使い分けるべきだが、こと、生徒指導に限れば、目的論的な対応がふさわしい。
問題行動を起こす子がいたとする。
「なぜ?」と原因を探すと悪者探しになり、かけるエネルギーの割には解決法が見つからない。
これに対して、「何が目的か?」を探すとすぐに対応が可能となる。原因追求は、問題行動が減少してからでも遅くない。
原因よりも目的を探ろう。