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10月5日の社説は・・・

2015-10-05 05:34:00 | 社説を読む
テーマは分かれるか。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 外務省HP 外交が内向きすぎる
・ 高速民営10年 失敗の歴史を忘れるな

読売新聞
・ 主権者教育 実践重ねて政治参加を促そう(2015年10月05日)
・ 東芝新経営陣 信頼回復に欠かせぬ体質改善(2015年10月05日)

毎日新聞
・ コメの補助金 農業の強化を妨げるな
・ 子宮頸がん ワクチン被害救済急げ

日本経済新聞
・ 戦略的に進めたい人工知能の研究開発
・ 節電の仕方に見直しが要る
 
産経新聞
・ 民主党と安全保障 まず自分の考えまとめよ
・ 技術の不正流出 企業の意識改革も必要だ
  
中日新聞
・ 日本の司法は敗北した 名張・奥西死刑囚が獄死 

※ 読売が主権者教育を取り上げました。

「選挙権年齢が18歳以上に引き下げられるのを前に、主権者教育に用いる副教材と教師用の指導資料を文部科学、総務両省が作成した。
 教育現場で現実の政治課題を積極的に取り上げ、若者の政治参加を促す一助としたい。

 政治や選挙について学ぶための副教材は、約350万人の全高校生に配布される。一つのテーマに関する討論や、模擬選挙などの実践的な授業方法の紹介に、全体の6割を割いているのが特徴だ。」

 ここから見ることができます。
 http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/shukensha/1362349.htm

「指導にあたり、徹底せねばならないのは、教師が政治的中立を保つことである。

 教師の考え方は、生徒に大きな影響を与える。指導資料が「教員が個人的な主義主張を述べることは避け、中立かつ公正な立場で指導することが求められる」と強調したのは当然だ。

 対立する意見がある問題では、一つの見解だけを是とせず、他の意見も偏りなく生徒に紹介し、バランスを取る必要がある。」

どの資料を使うかだけでも教師の考えが出てしまいます。
難しい問題です。

「模擬選挙などでは、各政党の政策を一覧にした新聞記事は有用だろう。複数の新聞の論調を比較すれば、多様な見解があることも実感できるはずだ。」

複数の新聞といっても、例えば「朝日」「毎日」「中日」では同じような論調になります。
「読売」「産経」を交えなければ多様な意見は理解できないでしょう。

「教師の中には、どのように政治的中立を保てばいいのか、戸惑いも多いという。」

批判的思考を養い、自分で考え、判断する学習習慣を付けることが大切です。

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