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12月13日の社説は・・・

2016-12-13 05:54:11 | 社説を読む
中日は沖縄か。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 小池都政 情報公開というのなら
・ 教育機会法 不登校対策で終わるな

読売新聞
・ 川内運転再開 原発正常化へ実績を重ねたい(2016年12月13日)
・ まとめサイト 収益最優先のつけは大きい(2016年12月13日)
  
毎日新聞
・ 託送料の上乗せ 国会を通さない増税だ
・ 駆け付け警護 油断なく任務の遂行を

日本経済新聞
・ コメの減反廃止を看板倒れにするな
・ 造船の公正な競争条件確保を

産経新聞
・ ノーベル賞講演 独創育む社会を築きたい
・ 相模原殺傷報告 刑法の大改革に踏み込め

中日新聞
・ 相模原事件報告 監視強化が気がかりだ
・ 日常は帰ってくるか イチエフ 廃炉の現場から<1>

※ 相模原殺傷報告が2社です。
 産経と中日は間逆です。

産経がノーベル賞講演を取り上げました。
「授賞式に先だって行われた記念講演(ノーベルレクチャー)で、大隅さんは「科学を何かに役立てるためのものでなく、文化としてとらえ、育んでくれる社会になってほしい」と述べた。

 大隅さんが受賞決定以降に繰り返し訴えてきた日本の基礎研究の現状と将来に対する危機感を、世界に向けて発信したものといえるだろう。大隅さんの栄誉を改めてたたえるとともに、基礎研究を支える国の政策や社会のあり方について考える契機としたい。

 日本人のノーベル賞受賞は3年連続で、2000年以降の受賞者は17人(米国籍の2氏を含む)を数える。受賞ラッシュは日本の科学(者)の独創性と水準の高さを示すが、対象となった業績の多くが20~30年前の成果であることを忘れてはならない。遠く離れた星の光が何年もかけて地球に届くように、今見ているノーベル賞の輝きは過去の光なのだ。

 現状はどうだろう。大隅さんをはじめとするノーベル賞受賞者が指摘するのは、「成果主義」の弊害である。近年の科学技術政策では、すぐに成果が出せる研究が重視される傾向が強まり、若い研究者が自由な発想で研究に没頭できる環境が急激に失われているというのだ。

 大隅さんは、絵画や音楽のように、直接役に立たなくても人を豊かにする力が、科学(基礎研究)にもあると考えている。賞金の一部を、東京工大が設立する基金に拠出し、成果主義にとらわれず、若い研究者を支援する。」

「個人や大学、企業単位で基礎研究を支えていく取り組みには大きな意義があるが、限界もある。国の科学研究予算にも限りがある。だからこそ、産官学が連携し、国民も巻き込んで社会全体で研究の広い裾野を支え、研究者の独創を育むシステムを築きたい。

 それが30年、50年先の日本を照らすことになる。」

全くその通りです。
成果主義もわかりますが、あくまで近視眼的財政の論理です。
先を見る目が必要ですが・・・。

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