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11月23日の社説は・・・

2013-11-23 05:33:28 | 社説を読む
勤労感謝の日。関連する話題が出てくるか・・・。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 秘密保護法案―これで採決などできぬ
・ 過労死防止―死ぬまで働かないで

読売新聞
・ 秘密保護法案 与野党の修正案は評価できる
・ モーターショー 「エコ」と「若者」で未来を競え
 
毎日新聞
・ 猪瀬氏に5000万円 「借入金」は通用しない
・ 教科書検定改革 多様化の流れ止めるな

日本経済新聞
・ 日・EU交渉妥結へ規制改革の加速を
・ 危うさはらむ教科書検定強化

産経新聞
・ 都知事に5000万円 明確に説明責任を果たせ
・ 勤労感謝の日 食卓で知る多くの「働き」

中日新聞
・ モーターショー 燃料電池車が拓くもの 
・ 徳洲会とカネ 猪瀬知事説明に誠意を

※ 猪瀬知事関係が2社並びました。

 注目は、読売が賛成に回ったことです。

「 安全保障戦略の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC)が機能するために欠かせない法制である。与党が数で押し切るのではなく、野党と協議を重ね、合意したことは評価したい。
 維新の会やみんなの党も、政権を担えば、秘密の指定や解除に携わる。安全保障に関する分野で、与野党が協力し合って制度を構築することの意義は大きい。」

 朝日とは正反対の表現です。

 これが、言論の自由の良さです。

 気になるのは教科書検定です。毎日、日経が批判しています。

日経「文部科学省がまとめた教科書検定基準見直し案は、いくつも危うさをはらんでいる。」
「政府見解以外の記述は退けられたり、記述の「バランス」を意識するあまり修正意見が乱発されたりする恐れがある。そもそも近現代史には確定的学説が定まっていない事象も多い。
 さらに心配なのは「教基法の目標に照らし、重大な欠陥があれば不合格とする」とした点だ。」

 今回の主張は、「教科書の歴史記述を「自虐的」と批判する保守派の声がある」からです。

 毎日「教育基本法の目標や理念といっても広い。・・・・・・・・伝統と文化を尊重し、国と郷土を愛することなどを挙げている。」

 これは保守派の主張ですが、ここを根拠に、この一部分を強調した教科書を賛美し、他を攻撃することは目に見えています。
 

 もう一つ気になるのが、朝日です。勤労感謝の日を、唯一取り上げました。

「言うまでもなく、労働基準法では1日8時間、週40時間の労働が原則だ。
 ところが、30歳代の男性は2割近くが週に20時間以上、残業する。危険ラインである。」

 中学校の教員の実態は・・・・。部活動を入れると、かなりの時間になります。
 現在調査中なので、正式な発表を待ちますが、教師の仕事は他と比べて割り切れるものではありません。

 生徒が外で問題行動を起こせば、その指導はほとんどは夜。
 共働きの世帯が増えて、保護者との懇談も夜に指定される。
 夏は6時半まで部活動で、学年の打ち合わせ等はそこから始まる。
 部活動の朝練習には、安全上付き添わなければならない、などなど。

 「基本法」がどうなるのか、注目です。 

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