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「ウィーンフィル 魅惑の名曲」聴き直し -12-マゼールとウィーン・フィル

2021-10-30 06:30:24 | 音楽雑感&関連サイト

小学館 ウィーンフィル魅惑の名曲Vol.12は、ロリン・マゼール「悲愴」「ロメジュリ」を聴き直しました。



ロリン・マゼールは、ラフマニノフ交響曲第2番を聴いてから好きになりました。

サイモン・ラトルらの演奏とは全く別の曲に聞こえるほど、甘美で情念たっぷりで、病明けのラフマニノフの心を読み切った演奏だったからです。
ヴァイオリニストらしく情熱的で、なおかつ計算し尽くされた緻密さ。
すごい指揮者だと思います。

今回は、そのマゼールの「悲愴」(チャイコフスキー作曲 交響曲 第6番 ロ短調 作品74)。
誰がなんと言おうと名曲中の名曲です。

マゼールが「悲愴」をどう振るか、これも今回の企画で最も楽しみな1枚の一つでした。
しかも、1964年、34歳の演奏です。

マゼールは天才です。

なんと、8歳でニューヨーク・フィルを指揮してデビュー、以後9歳でフィラデルフィア管弦楽団、11歳でNBC交響楽団を指揮しました。10代半ばまでに全米のほとんどのメジャー・オーケストラを指揮しているのです。

1回だけなら単なる見せ物かもしれませんが、これだけ振るのは何かがあるのでしょう。

その後も、30歳でバイロイト音楽祭、33歳でザルツブルク音楽祭にデビューしています。ウィーン・フィルでも、33歳からレコーディングを始めています。

そのような中での「悲愴」なのです。

頑固な団員が多いウィーン・フィルが、アメリカから鳴り物入りで来た若いマゼールを大歓迎したとは、私には思えません。
おそらく、反感もあっただろうと、諸石さんも解説で書いています。

しかし、この「悲愴」は見事です。

音量を上げて聴くと、痛い程の切れ味、スピード感があります。造形美も確かで、甘美な表現は当時から健在です。
ブラスセクションは、今なら「やり過ぎ」と言われる程鳴り響いていますが、それを引き出しているのがマゼールなのです。
しかも、弦は異常と思える程の早さ。これもマゼールが引き出しているのです。

怖いもの見たさに、ぜひ大音量で聴いてみてください。


 
 
《 Classic  現代中心  》Wellesz Theatre.、Wellesz RhapsodyNini HampoTheWelleszCompany
 
《 Classic  生演奏  》Vonaroirnara kumakarajan 7All About StringsEnsemble IntercontemporainMandetriensBrilliant Classicsyeongiwon1(オペラ中心)、Kikori-san(Live,音のみ)、Passion For Violin(Violin)、クラシック大好き人間RBCアスペン
 
 
《 Classic  BGM  》Classical Music LibraryHALIDONMUSICnene1m Sonicx
 
《 Classic  日本人中心  》Kei Kuki 、Classical Ongaku Lovers
 
 
 
 
 
 
《 プログレなど 》Da ElevenPink FloydHDPinkFloydPink Floyd Is AwesomeMUSIC HAY(Pink Floydなど)、King Crimson (King Crimson)、Rockin' Hitspython7275(Genesisなど)、MassiveObsessionHalu Aoyama(ユーロピアン)、MysticRhythmsLiveRyan MartinSevmai Sol(Live)、POP Rock(Queen)、Elton John(Elton John)、SouthSideOfTheSkyJon Anderson OfficialSouthSideOfTheSky(Yesなど)、Richard WEmmanuel Salmeron PaivaTangerineTux(Tangerine Dreamなど)、サード・イアー・バンド - トピックMANTI CORE(EL&P)Danny Waysted Official Hard n Heavy Channel(ヘビメタ)、TheUnfindlableSongsEsferadevidroMazNour IIRockers MASTERPIECEchadiatary 1960Classic Rock Music田中大輔、Mago MerlinoNufonicEric De RosaCivil IanR TerrenceBanys AttwellHard'n'Heavy(いろいろ)、alphaflatdayz(日本など)、20世紀ロックみのミュージック(解説)、
 
 
 
 
 
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