昨日、徳川美術館へ行ってきました。お目当ては、夏季特別展 家康から義直へです。
家康直筆の書状が多数あり、注目しました。
文禄3年(1954年)「伏見城普請中法度」では、
上方(豊臣方)の武士に殺されても、そのときは我慢して、上の判断に任せよ という内容が書かれています。力関係がわかる、生々しい資料です。
奥村得義(かつよし)の『金城温故録』を初めて見ました。尾張徳川家本は全66冊です。(以下Wikipediaより)
内容は厳格なまでに忠実な描写と詳細な記述に終始しており、名古屋城の全盛期を正確かつ詳細に知ることができる。
- 櫓・門・土塀、石垣・御殿・土蔵・番所など、すべての土木建築物の詳細外観図
- 井戸・水汲み桶など、城内で用いる工作物や道具の図、各種寸法
- 樹木、芝、白砂、栗石などの地表面の状態
- 城内での規制、作法、慣習などの記載
- 四神相応について以下の記述。
- 「名府御城の如きは、道を四道に開かれて、四方より人民輻湊する事、恰も天下の城の如く十里に嶮地を置き、東は山、南は海、西北は木曾川あり、その中間、三五里を隔て要害設し給ふ(中略)、先は東は八事山の砦柵、西は佐屋、清州の陣屋(中略)、城、場、郭の三を備へ、四神相応の要地の城とは、これを申奉るなるべし」
リアリティがありますね。
その他、以下の資料を手に入れました。
『没後400年 徳川家康-天下人の遺産-』
平成27年 68P
子ども用ですが、大人でも十分に耐えうる内容です。
令和3年 22P
10数年たちますが、資料の解説は十分に使えます。
平成19年 212P
蓬左文庫について知るなら、まずはここからでしょう。
2018年 58P
3種の復元マップです。
「幕末 城下町名古屋復元マップ 3枚セット」
このほかに、丹羽郡の絵図も購入しました。