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哲学入門73 中江藤樹 陽明学

2019-04-05 05:43:25 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第73回、中江藤樹 陽明学です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=GOKsKXLxYyI




江戸時代には、武士階級の朱子学を中心に、幕藩体制を思想的に支えます。
前回紹介したのが、林 羅山です。


今回は、日本の陽明学の祖、中江藤樹です。



脱藩して「母に孝行」というのが、藤樹の思想を端的に表しています。

藤樹は、林羅山の朱子学を批判し、陽明学を学びます。



朱子学の「理気二元論」ではなく、「理一元論」を説きました。



実行を伴う知識だけが本物なのです。
民間の学問として広がっていきます。

中江藤樹は


心の中にある「」に求めたのです。

「孝」は、親孝行だけではなく、万人に当てはめました。


あらゆる人間関係を成立させる「人倫」の基本原理を「孝」にあるとしたのです。



実践を求めたのです。

陽明学の神髄ですね。

さらに、


中江藤樹は、朱子学に対する陽明学という見方でした。

これに、日本的な解釈を加える人が登場してきます。

次回に続きます。

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