ベートーヴェン:『レオノーレ』序曲第1番 作品138(スコア付き)
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン: 『レオノーレ』序曲第1番 作品138(スコア付き) 作曲年代:1808年 指揮:クラウディオ・アバド 管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 《歌劇『フィデリオ』 作品72》は、ベートーヴェンが完成させた唯一のオペラです。原作はジャン・ニコラス・ブイイで、主人公レオノーレが「フィデリオ」という名で男性に変装して監獄に潜入し、政治犯として拘禁されている夫フロレスタンを救出する物語です。 初演の失敗などが理由で何度も改訂されており、序曲も以下の4つのバージョンが存在します。
『レオノーレ』序曲第1番 作品138 (1808年) - • Beethoven: Leonore Overture No. 1, Op... 『レオノーレ』序曲第2番 作品72a (1805年) - • Beethoven: Leonore Overture No. 2, Op... 『レオノーレ』序曲第3番 作品72b (1806年) - • Beethoven: Leonore Overture No. 3, Op... 『フィデリオ』序曲 作品72 (1814年) - • Beethoven: "Fidelio" Overture, Op. 72...
《『レオノーレ』序曲第1番 作品138》は第3稿にあたり、1808年のプラハでの公演のために作曲されました。《『レオノーレ』序曲第3番 作品72b》の改訂というよりかは、新たに作曲された雰囲気が強く、トロンボーンを欠くことや短いことなど、第1稿と第2稿とは多くの相違点があります。出版は1838年にされたため、大きい作品番号(ベートーヴェンでは最も大きい)がつけられています。