三浦さんが80歳でエベレスト登頂に成功しました。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ ミャンマー訪問―商売ばかりではなく
・ スポーツ事故―学校でどう命を守るか
読売新聞
・ 日本版NSC 情報収集・分析力も強化せよ
・ 日航支援検証 公正な競争を保つ指針作りを
毎日新聞
・ 市場大波乱 冷静に考え直す時だ
・ 三浦さん最高峰 夢は年齢を超える
日本経済新聞
・ 市場急変に振り回されず日本の信頼保て
・ 石油の現物市場も透明性を
産経新聞
・ 三浦さん登頂 80歳の快挙に拍手送ろう
・ 北の特使 中国は締めつけ緩めるな
中日新聞
・ 三浦さん登頂 あなたのエベレストは
・ 過疎地の選択 “お上依存”を脱しよう
※ 三浦さんの快挙は、多額の費用を掛けて多くの人に支えられたものですが、それでも、その価値はすばらしいものです。
何と言っても、人類の可能性を広げました。
そして、「あなたのエベレストは」と考えるきっかけを作り、勇気づけになりました。
今朝の産経新聞コラムを引用して紹介します。
中学講師(30)の94歳の祖母は毎朝4時に起きる。家事を済ませ一段落つくと、「漢字ドリル」に取り組むのが日課だという。70歳の元自衛官は、富士山の頂上まで徹夜で登りそのまま下山する、「弾丸登山」を続けてきた。
▼きのうの小紙の「談話室」を読んで、元気なお年寄りからパワーをもらっていたら、待ちに待った知らせが届いた。プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんが、80歳の世界最高齢でのエベレスト登頂に成功した。前人未到の快挙は、世界中に勇気を与えたはずだ。
▼8000メートルを超える高地では、空気中の酸素が平地の3分の1以下になる。「デスゾーン」と呼ばれる世界で、約20キロの装備を背負い、1日に12時間以上も登り続ける過酷さは、想像を絶する。人類の可能性を広げたといっても、過言ではない。
▼若い頃から冒険に明け暮れてきた三浦さんも、目標を失った時期があった。60歳を過ぎたころだ。講演会や著書の執筆が忙しくなり、不摂生な生活が続いた。気がついたら、持病の不整脈のほか、高脂血症、糖尿病、高血圧症も抱えていた。
▼同じようなメタボに苦しんでいたと知らされると、親近感がわいてくる。しかし、ここからが違う。自宅の裏山にも登れなくなった体に愕然(がくぜん)とした三浦さんは、早速トレーニングを再開する。あえて高すぎる目標を掲げた。それがエベレスト登頂だ。
▼少子高齢化が進む日本の社会には、ゆるやかに下山する考え方がふさわしい。バブル崩壊後、長い停滞期を経験したせいか、こんな議論が支持を広げている。しかし、どんな状況に陥っても、高い頂に挑み続ける気持ちを忘れてはならない。それは国も人も同じではないか。三浦さんの喜びの声を聞いて、そう確信する。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ ミャンマー訪問―商売ばかりではなく
・ スポーツ事故―学校でどう命を守るか
読売新聞
・ 日本版NSC 情報収集・分析力も強化せよ
・ 日航支援検証 公正な競争を保つ指針作りを
毎日新聞
・ 市場大波乱 冷静に考え直す時だ
・ 三浦さん最高峰 夢は年齢を超える
日本経済新聞
・ 市場急変に振り回されず日本の信頼保て
・ 石油の現物市場も透明性を
産経新聞
・ 三浦さん登頂 80歳の快挙に拍手送ろう
・ 北の特使 中国は締めつけ緩めるな
中日新聞
・ 三浦さん登頂 あなたのエベレストは
・ 過疎地の選択 “お上依存”を脱しよう
※ 三浦さんの快挙は、多額の費用を掛けて多くの人に支えられたものですが、それでも、その価値はすばらしいものです。
何と言っても、人類の可能性を広げました。
そして、「あなたのエベレストは」と考えるきっかけを作り、勇気づけになりました。
今朝の産経新聞コラムを引用して紹介します。
中学講師(30)の94歳の祖母は毎朝4時に起きる。家事を済ませ一段落つくと、「漢字ドリル」に取り組むのが日課だという。70歳の元自衛官は、富士山の頂上まで徹夜で登りそのまま下山する、「弾丸登山」を続けてきた。
▼きのうの小紙の「談話室」を読んで、元気なお年寄りからパワーをもらっていたら、待ちに待った知らせが届いた。プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さんが、80歳の世界最高齢でのエベレスト登頂に成功した。前人未到の快挙は、世界中に勇気を与えたはずだ。
▼8000メートルを超える高地では、空気中の酸素が平地の3分の1以下になる。「デスゾーン」と呼ばれる世界で、約20キロの装備を背負い、1日に12時間以上も登り続ける過酷さは、想像を絶する。人類の可能性を広げたといっても、過言ではない。
▼若い頃から冒険に明け暮れてきた三浦さんも、目標を失った時期があった。60歳を過ぎたころだ。講演会や著書の執筆が忙しくなり、不摂生な生活が続いた。気がついたら、持病の不整脈のほか、高脂血症、糖尿病、高血圧症も抱えていた。
▼同じようなメタボに苦しんでいたと知らされると、親近感がわいてくる。しかし、ここからが違う。自宅の裏山にも登れなくなった体に愕然(がくぜん)とした三浦さんは、早速トレーニングを再開する。あえて高すぎる目標を掲げた。それがエベレスト登頂だ。
▼少子高齢化が進む日本の社会には、ゆるやかに下山する考え方がふさわしい。バブル崩壊後、長い停滞期を経験したせいか、こんな議論が支持を広げている。しかし、どんな状況に陥っても、高い頂に挑み続ける気持ちを忘れてはならない。それは国も人も同じではないか。三浦さんの喜びの声を聞いて、そう確信する。