5年前に行った色丹島の報告を再掲しています。
直接見聞きしたことをご覧ください。
少しでも北方四島についての理解につながれば幸いです。
※ この色で書いたものは、平成28年、平成30年に書き足したものです。
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平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告18回目です。
個人的な見解や誤解も含まれるかもしれませんので、引用にはご注意ください。
今日は、稲茂尻墓地墓参です。
8月4日(日)、9時10分から、稲茂尻墓地を墓参しました。
前回紹介した海岸から、車で1,2分のところに稲茂尻墓地があります。
ここには、坂尻家と折戸家の墓が残っています。
ただし、墓石を建てられたのは裕福な家だけで、大半は土葬です。
この写真からはわかりにくいのですが、辺り一帯は凹凸があり、その一つ一つがお墓だということでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/7f/055073714237effa11c64f42517b29f6.jpg)
北方四島には、こうした墓地が52ヵ所あります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a0/8ea54ea42df597685d298627e8d3e469.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8c/d79043a433f5560a956a9aa43db9bd46.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/ab/e61694b1a7265f97d11b210e2bbc3229.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/e8/0ba670ff54df218215f274be63423d1d.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/cd/15788ad3e9c0b7940b8811c49a04f756.jpg)
1964 年(昭和39 年)に歯舞群島水晶島、色丹島への墓参が初めて行われましたが、以後何度も中断し、今では、ビザなし交流、元島民による自由訪問と並んで、北方四島の墓参が、北方四島訪問の3つの方法の一つになっています。
昨年までに、4,182名が訪問しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f7/58be8a9189785eb1146a63de5c763f46.jpg)
※ 松本さんから伺った話です。ビザなし交流は、いろいろとロシアへのお土産があるそうです。確かに多くの積み荷がありました。しかし墓参は何もなし。だからビザなし交流は喜ばれ、墓参は歓迎されないそうです。
積丹に向かう途中にあった建物です。例の地震で崩壊したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/fe/3e5f11883334c54cf5dfdb6dbc46b674.jpg)
ゴミが野焼きされていました。自然発火かも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/58/37c9cbaf4ba0b18fe032639a399e013f.jpg)
※ 松本さんによれば、今の北方四島の最大の問題は環境問題だそうです。排水は垂れ流し。かつての日本の公害のような問題が心配されているということでした。
ミクロネシア訪問団も、島はゴミだらけと言っていました。プラスチックやビニールが腐らないからです。かつて、島で使っていたものは自然に還ったのです。
今朝の産経新聞社説には、領土問題が取りあげられていました。一部引用します。
「日露間の最大の懸案は北方領土問題だ。両首脳がこれを中心議題に据えて真っ向から議論し、少しでも進展が見られるように期待したい。」
「プーチン大統領は4月の会談で領土問題に関し、「交渉加速化の指示を自国の外務省に与える」ことで安倍首相と合意したはずだ。以来4カ月、ロシア側は次官級協議への準備を真剣に進めてきたのか。疑問と言わざるを得ない。
「相互に受け入れ可能な解決」を模索するとした10年前の「日露行動計画」に当時の小泉純一郎首相と署名したのも、プーチン氏である。またも交渉が足踏みしかねない現状を反省し、今度こそ解決への意思を明確に示すべきだ。
北方領土問題は、先の大戦終結時にソ連軍が日ソ中立条約を破って対日参戦し、4島を不法占拠したのが発端だ。安倍首相には、こうした歴史的事実を説き、プーチン氏から、交渉への真摯(しんし)な姿勢を引き出してもらいたい。」
「ロシアは今、経済が失速中だ。米シェールガスのあおりも受け、国庫を潤してきたエネルギー輸出が頭打ちとなり、その輸出拡大先として日本を捉えている。
日本としては、領土問題解決へのプーチン氏の本気度を見極める慎重さが一段と求められる状況といえる。ロシアが領土交渉に前向きな姿勢をちらつかせ、経済交流の果実だけを狙ってきたことは、過去の交渉が証明ずみだ。」
「日露首脳会談ではロシアに寄り過ぎた印象を与えぬよう日米関係への目配りも必要だ。その意味でも領土問題に絞った方がいい。」
チャンスには違いないと思います。
※ ここで「今朝」というのは2013年8月25日。ずいぶんと時間がたちました。
今回の会談で、やっと共同経済活動が始まりそうです。
きっかけにはなりそうです。
このブログでのシリーズ記事は・・・
平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-
-古釜布湾2-
-穴澗湾 船中研修 -
-穴澗桟橋上陸 -
-歓迎式 -
- 穴澗初等中等学校視察 その1-
- 穴澗初等中等学校視察 その2-
- 穴澗初等中等学校視察 その3-
- インペリアルでの昼食 -
- 交流行事アトラクション -
- 意見交換会 その1 -
- 意見交換会 その2 -
- 意見交換会 その3 -
- 図書館見学 -
- 色丹島穴澗発電所見学 -
- 8月3日の夕食 -
- 稲茂尻視察 -
- 稲茂尻墓地墓参 -
- 斜古丹墓地墓参 -
- ホームビジット -
- サッカー大会 -
- 穴澗商店視察 -
- 夕食交流会 -
- 別れ ~ 出航 -
- 根室へ -
- 根室市春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンター -
- 日本地図 -
- 出 発 前 -
このブログでの他のシリーズは・・・
さわやか中欧 見てある記 -1-
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-
タイ・バンコク 見てある記-1-
シェムリアップみてある記 -1-
香港に来ています
台湾レポート-1-
直接見聞きしたことをご覧ください。
少しでも北方四島についての理解につながれば幸いです。
※ この色で書いたものは、平成28年、平成30年に書き足したものです。
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平成25年度 北方四島交流訪問事業(教育関係者・青少年)の報告18回目です。
個人的な見解や誤解も含まれるかもしれませんので、引用にはご注意ください。
今日は、稲茂尻墓地墓参です。
8月4日(日)、9時10分から、稲茂尻墓地を墓参しました。
前回紹介した海岸から、車で1,2分のところに稲茂尻墓地があります。
ここには、坂尻家と折戸家の墓が残っています。
ただし、墓石を建てられたのは裕福な家だけで、大半は土葬です。
この写真からはわかりにくいのですが、辺り一帯は凹凸があり、その一つ一つがお墓だということでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/7f/055073714237effa11c64f42517b29f6.jpg)
北方四島には、こうした墓地が52ヵ所あります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a0/8ea54ea42df597685d298627e8d3e469.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/8c/d79043a433f5560a956a9aa43db9bd46.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/cd/15788ad3e9c0b7940b8811c49a04f756.jpg)
1964 年(昭和39 年)に歯舞群島水晶島、色丹島への墓参が初めて行われましたが、以後何度も中断し、今では、ビザなし交流、元島民による自由訪問と並んで、北方四島の墓参が、北方四島訪問の3つの方法の一つになっています。
昨年までに、4,182名が訪問しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/f7/58be8a9189785eb1146a63de5c763f46.jpg)
※ 松本さんから伺った話です。ビザなし交流は、いろいろとロシアへのお土産があるそうです。確かに多くの積み荷がありました。しかし墓参は何もなし。だからビザなし交流は喜ばれ、墓参は歓迎されないそうです。
積丹に向かう途中にあった建物です。例の地震で崩壊したものです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/fe/3e5f11883334c54cf5dfdb6dbc46b674.jpg)
ゴミが野焼きされていました。自然発火かも?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/58/37c9cbaf4ba0b18fe032639a399e013f.jpg)
※ 松本さんによれば、今の北方四島の最大の問題は環境問題だそうです。排水は垂れ流し。かつての日本の公害のような問題が心配されているということでした。
ミクロネシア訪問団も、島はゴミだらけと言っていました。プラスチックやビニールが腐らないからです。かつて、島で使っていたものは自然に還ったのです。
今朝の産経新聞社説には、領土問題が取りあげられていました。一部引用します。
「日露間の最大の懸案は北方領土問題だ。両首脳がこれを中心議題に据えて真っ向から議論し、少しでも進展が見られるように期待したい。」
「プーチン大統領は4月の会談で領土問題に関し、「交渉加速化の指示を自国の外務省に与える」ことで安倍首相と合意したはずだ。以来4カ月、ロシア側は次官級協議への準備を真剣に進めてきたのか。疑問と言わざるを得ない。
「相互に受け入れ可能な解決」を模索するとした10年前の「日露行動計画」に当時の小泉純一郎首相と署名したのも、プーチン氏である。またも交渉が足踏みしかねない現状を反省し、今度こそ解決への意思を明確に示すべきだ。
北方領土問題は、先の大戦終結時にソ連軍が日ソ中立条約を破って対日参戦し、4島を不法占拠したのが発端だ。安倍首相には、こうした歴史的事実を説き、プーチン氏から、交渉への真摯(しんし)な姿勢を引き出してもらいたい。」
「ロシアは今、経済が失速中だ。米シェールガスのあおりも受け、国庫を潤してきたエネルギー輸出が頭打ちとなり、その輸出拡大先として日本を捉えている。
日本としては、領土問題解決へのプーチン氏の本気度を見極める慎重さが一段と求められる状況といえる。ロシアが領土交渉に前向きな姿勢をちらつかせ、経済交流の果実だけを狙ってきたことは、過去の交渉が証明ずみだ。」
「日露首脳会談ではロシアに寄り過ぎた印象を与えぬよう日米関係への目配りも必要だ。その意味でも領土問題に絞った方がいい。」
チャンスには違いないと思います。
※ ここで「今朝」というのは2013年8月25日。ずいぶんと時間がたちました。
今回の会談で、やっと共同経済活動が始まりそうです。
きっかけにはなりそうです。
このブログでのシリーズ記事は・・・
平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-
-古釜布湾2-
-穴澗湾 船中研修 -
-穴澗桟橋上陸 -
-歓迎式 -
- 穴澗初等中等学校視察 その1-
- 穴澗初等中等学校視察 その2-
- 穴澗初等中等学校視察 その3-
- インペリアルでの昼食 -
- 交流行事アトラクション -
- 意見交換会 その1 -
- 意見交換会 その2 -
- 意見交換会 その3 -
- 図書館見学 -
- 色丹島穴澗発電所見学 -
- 8月3日の夕食 -
- 稲茂尻視察 -
- 稲茂尻墓地墓参 -
- 斜古丹墓地墓参 -
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