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北方領土「戦争しないと…」維新・丸山議員 国後元島民へ発言

2019-05-15 05:43:14 | 北方領土関係
毎日新聞より、北方領土「戦争しないと…」維新・丸山議員 国後元島民へ発言を紹介します。


 ここから https://mainichi.jp/articles/20190513/k00/00m/010/160000c?fm=mnm

報道でご存じの通りで、予想通り等を除名になり、おそらく議員辞職も時間の問題と思われます。

今回は、内容はもちろん、言い方もよくないし、当然の結果です。

ビザ無し交流は、私も色丹島に行っているので、状況はわかります。

事実として、ロシアは「南クリル(北方領土のロシア側呼称)の島々は第2次大戦の結果、合法的にソ連に移り、それをロシアが受け継いだ。日本がこれを認めることが平和条約交渉の第一歩だ」と主張しています。

「戦争という合法的な手段」(実際にはその後の会談)で領土が確定したがロシアの主張です。

しかし、北方領土は違います。
1875年、樺太・千島交換条約によって榎本武揚外務大臣がロシア帝国と合意して確定された領土です。

ロシアは北方領土(クリム諸島)を「日露戦争で日本がロシアから奪った」といいたいのでしょうがそれは間違い。
北方領土の領有は、ヤルタ会・ポツダム会談の合意には該当しないのです。
日本としてはそこは譲れない所です。

ロシアがそれを認めないというのが、丸山議員の発言の背景にあります。
彼は、戦争しろと言っているのではなく、他に方法がないと言いたかったのだと思います。

ただ、酒を飲みながらの懇談の場で、録音されているのも気持ちのよい話ではありませんが・・・・。

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