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相 棒 -劇場版Ⅱ-

2011-01-10 13:00:42 | 映画短評
遅ればせながら、「相 棒 -劇場版Ⅱ-」を見てきました。



シネマトゥデイには、次のようにストーリーが紹介されています。

http://www.cinematoday.jp/movie/T0009098

田丸警視総監(品川徹)、長谷川副総監(國村隼)をはじめとした警察幹部12名が、警視庁本部内で人質に取られる事件が発生する。偶然にも犯人と遭遇した神戸尊(及川光博)とその連絡を受けた杉下右京(水谷豊)の特命係の二人は独自に情報収集を進め、籠城(ろうじょう)犯が元警視庁刑事の八重樫(小澤征悦)だという事実を突き止める。



ここからが、個人的な感想です。

ネタバレのないように気を付けます。

警察ものは、TVや原作が面白い割に、映画版はパットしないというのがこれまでの印象でした。
しかし、今回の「相 棒 -劇場版Ⅱ-」は前評判も上々で、期待して見に行きました。

その結果は・・・



「おもしろい!」

前評判通りでした。

予備知識がなくとも、入りの場面でその後の心構えができます。
そして、間髪入れずにエレベータ内での事件、続く籠城事件の発生。
このあたりのスピード感は秀逸です。

その後、籠城犯死亡で事件は解決しますが、そこからが本当のミステリー。

警視庁内部の不正に対して、杉下右京は「正義」「善悪」というぶれない軸をもとに、わずかな疑問や矛盾を鋭くとらえ、真相に迫っていきます。

その展開は飽きさせません。
後半、ややスピード感は落ちましたが、全体としては短く感じられました。

最後は警察庁と警視庁の対立に結びつき、犠牲者まで出てしまいます。

最後の幕切れだけはすきっとしませんでしたが、おそらく劇場版Ⅲが予定されているのでしょう。
続きがあれば見てみたいという思いにさせたところは、制作側の思うツボにはまっています。

また、小澤征悦の演技が秀逸で、小西真奈美も頑張っていました。

脇を固める品川徹の田丸警視総監はいかにも悪そうで、軽そうな宇津井健の警察庁長官と好対照です。

そして、映画のポイントを、鬼才・岸部一徳が、いつものように締めています。何をやっても同じような気がしますが・・・。

いずれにせよ、いつものキャラクターと、スピード感のあるストーリーによって、見やすく面白くまとまっています。

自信を持ってお薦めできる映画です。







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