人民網日本語版で興味深い記事を見つけました。
中国人が中性化しており、人々が憂慮しているというものです。
記事を一部紹介します。
-------以下引用-------
「女性は柔らかく美しく、男性は積極的で剛健」は中国の伝統的な性別の審美基準である。しかし数年来、ファッションから髪型、果ては心理に至るまで中性的となり、「中性の風」が大いに吹いており、非常に多くの人々が一種のファッションと進歩とみている。
中国軍事科学学会副秘書長を務める羅援・少将はこのほど「環球時報」で論文を発表、現代社会で消極的で柔らかな気が上がり、積極的で剛健な気が下がるという好ましくない現象がみられると指摘した。この論評はただちに非常に多くのネットユーザーの反応を呼び、「中性の風」が良いことなのか良くないことなのか、憂うべきか喜ぶべきか、論争を引き起こしている。
中国青年報社会調査センターがこのほど行った民意調査(2019人参加)によると、「身近に非常に多くの中性気質の人がいる」は26.3%、うち3.8%の人は「非常に多い」とした。「どちらでもない」は44.9%、「やや少ない」は23.6%、「非常に少ない」は5.1%だった。
( 中 略 )
中性化流行の主な理由として、「中性化することがファッショナブルな芸能文化の影響をますます受けているから」(67.3%)、「人々がより個性を追求し、人との違いを夢見ているから」(63.7%)、「学校での性別教育が欠けているから」(44.7%)などが挙げられた。
このほか「両親が子女の性別教育を軽視しているから」(43.0%)、「社会での性別規範の強制力が弱まっているから」(40.2%)。「父親の教育が欠け、家庭の中で母親の教育責任が高まっているから」(23.1%)。また「『女性の地位向上』が現代社会の中性化流行を引き起こしている」と感じている人が20.6%となった。
一方で積極的な一面を見いだす回答者も少なくなく、「中性化した人達は男女の性格の長所を兼ね備えている」(36.3%)、「中性化の現れでファッション、芸能などの文化が開花した」(31.4%)、「女性の中性化傾向は性的べっ視を打ち消す手助けとなり、女性の解放をうながす」(27.2%)などの回答が寄せられた。
もっともさらに多くの回答者は「中性の風」を憂慮しており、「『中性の風』がさらに多くの人による奇妙な行為を引き起こす」との懸念が65.0%に達したほか、「この現象が青少年の性別の役割に混乱を呼ぶ可能性がある」とした人も63.3%となった。
「中性の風」に対しては提案が相次ぎ、「社会全体が人々を性別規範意識へ導くべき」(67.2%)、「家庭教育の中で性別教育を強化すべき」(63.3%)、「学校は性別教育を強化すべき」(54.9%)と続いた。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年12月30日
--------引用終わり--------
片や、男女共同参画社会を唱え、片や性別規範意識を唱える・・・。
儒教的道徳という共通基盤をもつ日本と中国。
今後、どう議論が進むのか、日本での反応も気になるところです。
中国人が中性化しており、人々が憂慮しているというものです。
記事を一部紹介します。
-------以下引用-------
「女性は柔らかく美しく、男性は積極的で剛健」は中国の伝統的な性別の審美基準である。しかし数年来、ファッションから髪型、果ては心理に至るまで中性的となり、「中性の風」が大いに吹いており、非常に多くの人々が一種のファッションと進歩とみている。
中国軍事科学学会副秘書長を務める羅援・少将はこのほど「環球時報」で論文を発表、現代社会で消極的で柔らかな気が上がり、積極的で剛健な気が下がるという好ましくない現象がみられると指摘した。この論評はただちに非常に多くのネットユーザーの反応を呼び、「中性の風」が良いことなのか良くないことなのか、憂うべきか喜ぶべきか、論争を引き起こしている。
中国青年報社会調査センターがこのほど行った民意調査(2019人参加)によると、「身近に非常に多くの中性気質の人がいる」は26.3%、うち3.8%の人は「非常に多い」とした。「どちらでもない」は44.9%、「やや少ない」は23.6%、「非常に少ない」は5.1%だった。
( 中 略 )
中性化流行の主な理由として、「中性化することがファッショナブルな芸能文化の影響をますます受けているから」(67.3%)、「人々がより個性を追求し、人との違いを夢見ているから」(63.7%)、「学校での性別教育が欠けているから」(44.7%)などが挙げられた。
このほか「両親が子女の性別教育を軽視しているから」(43.0%)、「社会での性別規範の強制力が弱まっているから」(40.2%)。「父親の教育が欠け、家庭の中で母親の教育責任が高まっているから」(23.1%)。また「『女性の地位向上』が現代社会の中性化流行を引き起こしている」と感じている人が20.6%となった。
一方で積極的な一面を見いだす回答者も少なくなく、「中性化した人達は男女の性格の長所を兼ね備えている」(36.3%)、「中性化の現れでファッション、芸能などの文化が開花した」(31.4%)、「女性の中性化傾向は性的べっ視を打ち消す手助けとなり、女性の解放をうながす」(27.2%)などの回答が寄せられた。
もっともさらに多くの回答者は「中性の風」を憂慮しており、「『中性の風』がさらに多くの人による奇妙な行為を引き起こす」との懸念が65.0%に達したほか、「この現象が青少年の性別の役割に混乱を呼ぶ可能性がある」とした人も63.3%となった。
「中性の風」に対しては提案が相次ぎ、「社会全体が人々を性別規範意識へ導くべき」(67.2%)、「家庭教育の中で性別教育を強化すべき」(63.3%)、「学校は性別教育を強化すべき」(54.9%)と続いた。(編集HT)
「人民網日本語版」2010年12月30日
--------引用終わり--------
片や、男女共同参画社会を唱え、片や性別規範意識を唱える・・・。
儒教的道徳という共通基盤をもつ日本と中国。
今後、どう議論が進むのか、日本での反応も気になるところです。