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週刊 太平洋戦争の記憶 2014年 10/29号

2014-10-30 05:37:53 | 歴史関連情報
週刊 太平洋戦争の記憶 2014年 10/29号 を紹介します。



今号の復刻新聞
 日本の終戦
 ・朝日新聞 昭和20年8月15日

 日本の降伏調印
 ・毎日新聞 昭和20年9月3日

 天皇機関説
 ・朝日新聞 昭和10年2月26日
 ・國民新聞 昭和10年2月26日

今号のコンテンツ
◆開戦前史
 天皇機関説問題

◆昭和グラフ
 マッカーサと進駐軍

◆オペレーション&ファクトファイル
 終戦への模索
 運命の8月15日

◆歴史のキーマン
 和平の宰相 鈴木貫太郎

◆作戦の裏側
 日本の降伏調印式


天皇機関説事件をwikipediaから引用します。

軍部の台頭と共に国体明徴運動が起こり、思想・学問の自由は圧迫されてゆき、天皇機関説は国体に反するとして攻撃を受け始めた。

1935年(昭和10年)2月18日、貴族院本会議の演説において、菊池武夫議員(男爵議員・陸軍中将・在郷軍人議員)が、美濃部達吉議員(東京帝国大学名誉教授・帝国学士院会員議員)の天皇機関説を国体に背く学説であるとして「緩慢なる謀叛であり、明らかなる叛逆になる」とし、美濃部を「学匪」「謀叛人」と非難、井田磐楠らと貴衆両院有志懇談会をつくり機関説排撃を決議した。菊池議員はこの前年にも足利尊氏を評価する記事を10年以上前の同人誌に書いた中島久万吉商工大臣を「日本の国体を弁えない」と非難して辞任に追い込んでいる。菊池議員はそもそも、南北朝時代に南朝方に従った菊池氏の出身で、天皇を神聖視する陸軍の幹部でもあり、また、右翼団体の国本社とも関係があった。
 以下略

これが、国会内では説明が行われおさまりますが、外では大騒ぎになっていきます。
「畏れ多くも天皇陛下を機関車・機関銃に喩えるとは何事か」というトンチンカンな批判までも登場しました。

思想統制の過程で生じた事件です。




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