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哲学入門19 フランシス ベーコン 帰納法

2019-02-06 05:22:58 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第19回は、フランシス ベーコン 帰納法 です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=WVRl_AjEYOY



ルネサンス以降、神の権威に変わる新たな思想が求められました。

そこででてきたのが、


今回はフランシス・ベーコンです。



桶狭間の戦いの翌年に誕生しました。
12歳でケンブリッジ大学に入学し、23歳で国会議員に。天才兼エリートです。

1621年からの5年間に研究活動を行います。

彼は、伝統的なスコラ哲学を批判します。



どのような知の力を得るのか?

1 自然をありのままに観察をする

 そのためには先入観や偏見を取り除くことが必要です。

 ベーコンは、偏見を4つに分類しました。


 わかりますね。

2 確実に役に立つ知識を得るために観察や実験を行う
 
3 新しい学問:帰納法で自然を解明します。

帰納法とは


有力な方法ではありますが万能ではありません。
たった一つの例外で崩壊してしまうからです。

このように、経験をあらゆる知識の源泉と見なす考え方を経験論
と言います。

彼は、雪の中で冷凍実験をして、風邪をひいて亡くなりました。
実験でなくなったのです。

たった5年間の研究活動でしたが、その後、大きな影響を与えました。


ベーコンの経験論に対峙するのが、デカルトです。次回に続きます。 

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