東大、早慶もGWに授業。大学が「国民の休日」を休みにできない「15週ルール」とは
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- 大学によって異なるゴールデンウィーク対応
- 祝日に授業を行う大学は世界でも珍しい
「各授業科目の授業は、十分な教育効果を上げることができるよう、八週または十週、十五週その他の大学が定める適切な期間を単位として行うものとする」(第23条)
大学の授業は8週、10週、15週行うというルールだ。それぞれ「8週×4学期」、「10週×3学期」、「15週×2学期」という意味であるが、大部分の大学は2学期制である。この15週は従来、定期試験を含めて15週だと解釈されていた。
だが、2000年代後半、これが厳しくなった。
中央教育審議会(中教審)の委員会では、日本の学生は諸外国に比べて遊んでばかりいて勉強しない、何とかならないものか、といった議論がなされたという。その後、中教審はこんな答申を出している。
「講義であれば1単位当たり最低でも15時間の確保が必要とされる。これには定期試験の期間を含めてはならない」(「学士課程教育の構築に向けて」2008年)「学士力答申」