文部科学省より教育課程部会(第124回) 議事録を紹介します。
ここから https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/gijiroku/mext_00002.html
1.日時
令和3年6月28日(月曜日)10時00分~12時00分
2.場所
文部科学省 3F1特別会議室 ※WEB会議と対面による会議を組み合わせた方式
3.議題
- GIGAスクール構想のもとでの新学習指導要領の着実な実施について
- その他
4.議事録
【荒瀬部会長】 皆さん、おはようございます。荒瀬でございます。
定刻となりましたので、ただいまから第124回中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会を開催いたします。
本日は、大変御多忙の中、御出席いただきまして、誠にありがとうございます。本部会につきましては、報道関係者から録音の申出がありまして、これを許可しておりますので、御承知おきいただきたいと思います。
議事に入ります前に、会議の留意事項の説明及び今回から新たに御参加いただく委員の御紹介を、石田教育課程企画室長からお願いをいたします。
【石田教育課程企画室長】 おはようございます。教育課程課、石田でございます。
初めに、会議の留意事項を御説明申し上げます。本日は、Webex Eventsを使用したウェブ会議と、対面による会議を組合せた方式にて開催させていただきます。そのため、御発言に当たりましては、インターネット上でも聞き取りやすいようはっきり御発言いただく、御発言の都度、名前をおっしゃっていただく、御発言以外はマイクをミュートにしていただく、御発言に当たりましては手を挙げるボタンを押していただき、発言が終わりましたら手を挙げるボタンを再度して押していただき手を下げていただくよう、御協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
続きまして、今回より新たに御参加いただく委員の先生方を御紹介いたします。後ほど御挨拶を頂戴しますので、お名前のみの御紹介とさせていただきます。新たな委員として杉本悦郎委員、宮澤一則委員のお二方に御参加いただいております。
事務局からは以上でございます。
【荒瀬部会長】 ありがとうございました。
杉本委員、宮澤委員におかれましては、どうぞよろしくお願いいたします。
4月の第1回教育課程部会でも申し上げましたが、今期の教育課程部会におきましては、現場における新学習指導要領の実施状況をフォローアップしていきたいと考えております。第1回の会議では、そのことに関することも含めまして、各委員からお話をいただきました。
今回は、まず、前回御欠席でいらっしゃいました秋田委員、藤田委員、吉田委員、今回から新たに御参加いただきました杉本委員、宮澤委員から、同様の事柄につきましてお話をいただきたいと思います。藤田委員におかれましては、所用のため途中からの御参加と承っております。
なお、お話をいただきたいと申しましたけれども、大変恐縮でございますが本日の日程の関係もございまして、大変申し訳ありませんが3分程度でお話しいただきますように、よろしくお願いいたします。
では、五十音順に秋田委員からお願いいたします。
【秋田委員】 おはようございます。学習院大学の秋田喜代美でございます。前回、あいにく所用で欠席させていただいたために、本日お話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。
前期からの委員でございましたが、やはり今回、新学習指導要領の内容をいかに先生方に、一般の方もですけれども、よくその内容を分かっていただいて、それを実践に生かしていく、その時期であろうと考えております。私は教員養成部会のほうにも出席させていただいておりますけれども、現在、免許更新制度や研修の在り方が議論されております。そうした中に、この新学習指導要領の問題や令和の日本型教育の内容をいかに分かりやすく伝え、そして学校で共有していただくのかという方策を考えていくということが必要であろうと思います。
特にカリキュラム・マネジメントというところに関しては、社会に開かれた教育課程や学校を基盤としたカリキュラムの形成という部分で、これまであまり学校が十分に理解されていなかったところであります。そしてこれからカリキュラムオーバーロードと言われるような負担をいかにしてクロスカリキュラムのような教科横断型の実践等も組み込むことによってより効果的に、より深く実践していくのかというところでの議論が必要であろうと考えております。私自身、前期に強く感じておりましたのが、新学習指導要領をまずつくって、その後、それに追随するように学習評価、カリキュラム評価の在り方がその後に議論されていったということであります。本来学習と評価の一体化ということを考えますと、今後カリキュラムと評価というものを計画され、実施され、そして達成されたカリキュラムだけではなく、生徒自身がそれをそれぞれどのように経験したのかという、その経験カリキュラムとの関係をどのように学校が捉え、そしてそれを次のカリキュラムに生かしていくのかというようなところを議論していくということも重要なことではないかと思っています。
教育再生会議の実行会議の委員のほうではウェルビーイングということを強調させていただきましたけれど、何よりもこの学習指導要領が個々人のウェルビーイングだけではなく、社会のウェルビーイングにつながっていくためには、社会に開かれたカリキュラムの内容を扱っていくことが極めて重要だというようなところも今後議論、検討が必要かと思っております。
以上になります。どうぞよろしくお願い申し上げます。(以下は直接ご覧ください。)
【文部科学省関連サイト】
文部科学省、小学校、中学校、高等学校、中央教育審議会、平成29・30年改訂 学習指導要領、解説等、教育に関する基本的な法律・計画など、GIGAスクール構想の実現について、統計情報、学校におけるICT環境の整備・運用について、
【教職員支援機構サイト】