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哲学入門96 柳田国男

2019-04-28 05:24:20 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門


第96回、柳田国男です。
 ここから https://www.youtube.com/watch?v=QcGCDU7XawQ

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説を見てみましょう。

柳田国男 やなぎた-くにお

1875-1962 明治-昭和時代の民俗学者。
明治8年7月31日生まれ。井上通泰(みちやす)の弟。松岡静雄,松岡映丘(えいきゅう)の兄。
農商務省にはいり,法制局参事官をへて貴族院書記官長を最後に官を辞し,朝日新聞社客員論説委員,国際連盟委員として活躍。
かたわら雑誌「郷土研究」の刊行,民俗学研究所の開設などをすすめ,常民の生活史をテーマに柳田学とよばれる日本民俗学を創始。
昭和24年学士院会員,同年日本民俗学会初代会長。26年文化勲章。昭和37年8月8日死去。87歳。兵庫県出身。東京帝大卒。
旧姓は松岡。著作に「遠野(とおの)物語」「海上の道」など。
【格言など】我々が空想で描いて見る世界よりも,隠れた現実の方が遥かに物深い(「山の人生」)


明治維新以後、日本の近代化の過程で、欧米の制度や学問の移入に主眼が置かれ、民間伝承や伝統的な年中行事などは後進的とも見なされました。



主役は、柳田国男です。




これまでの人は、偉人を文献で研究しました。

柳田は、普通の人を、自分の目と耳で実物を見て研究したのです。

柳田は、自身の研究を、江戸時代の国学に対して、新国学と呼びました。



日本は、古い歴史がなくならず、どんどん堆積していくことが特徴です。

ヨーロッパや中国は、異民族の支配者が来ると、過去のものを壊してしまうのです。



民俗学者は、環境保護の視点も日本人に根付かせたのでした。


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