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歴史講演会「アジアの中の当麻曼荼羅図の位置-飛保の曼陀羅寺の当麻曼荼羅図をめぐって-」

2017-09-03 06:20:38 | 日記
名古屋市立大学教授 吉田一彦先生による、歴史講演会「アジアの中の当麻曼荼羅図の位置-飛保の曼陀羅寺の当麻曼荼羅図をめぐって-」を聴講してきました。会場は江南市民文化会館 小ホールです。



話の流れは、

1 當麻寺の当麻曼荼羅図について
2 当麻曼荼羅図の図様と銘文
3 当麻曼荼羅図の製作地と伝来
4 当麻曼荼羅図の源流
5 証空とその門流による当麻曼荼羅図の流布
6 曼陀羅寺の成立と当麻曼荼羅
7 曼陀羅寺の当麻曼荼羅の絵解き
8 女性と仏教



敦煌の莫高窟には阿弥陀浄土変相図が百数十例も残っており、そのうち、217窟、431窟、171窟が観無量寿経変相だそうです。

詳しくは
 観無量寿経変と九品来迎図http://avantdoublier.blogspot.jp/2008/02/blog-post_08.html


四川省にある観無量寿経変相の実例です。

出典 大足石刻 地獄と極楽 http://4travel.jp/travelogue/10328305

宝頂山摩崖造像より



観無量寿仏経変相。
 極楽浄土の世界を表しています。
 上段は阿弥陀三尊像(中央が阿弥陀如来、右に観音菩薩、左に勢至菩薩)。観世音菩薩は慈悲を象徴し、勢至菩薩は知恵を表すそうです。


北山石刻より



感無量寿仏経変相。
 阿弥陀如来の極楽浄土の世界を表しています。高さ5mほど。


関連として
 当麻曼荼羅原本は綴織 http://avantdoublier.blogspot.jp/2008/02/blog-post_06.html

さらに次の記事へも移れます。

當麻寺展3 當麻曼荼羅の九品来迎図
當麻寺展2 當麻曼荼羅の西方浄土図細部
當麻寺展1 綴織當麻曼荼羅の主尊の顔
当麻寺で中将姫往生練供養会式
当麻寺には創建以来の東塔と西塔
当麻寺金堂前に日本最古の燈籠
当麻寺金堂の四天王は髭面
観無量寿経変と九品来迎図
当麻寺本堂に入ると
当麻寺で観世音寺を思い出す


吉田先生は、次のようにまとめられまあ下。

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