コロナ禍も長期化し、成熟した社説が並んでいます。
・ コロナと介護 ケア継続へ支援強化を
・ 10万円給付 「世帯ごと」が映す矛盾
・ NPT会議延期 核軍縮の機運をどう高めるか
・ 自宅で文化体験 未知の分野と接する機会に
・ 自宅で文化体験 未知の分野と接する機会に
・ コロナと資本主義 配分のゆがみ正す機会に
・ 民主主義の理念や基盤を守りたい
・ 日本を担う君へ 力を合わせ打ち勝とう 今の我慢が未来をつくる
・ 自由と権利守るために 憲法を考える
※ 今日も読み応えのある社説が並びました。
朝日です。
政府の緊急経済対策の柱の一つである「一律10万円給付」をめぐって、議論が巻き起こっている。世帯主を「受給権者」とし、申請された家族全員の分を一括してその世帯主に支給するやり方への批判や疑問だ。
これでは、例えば世帯主の夫からの暴力(DV)から逃れて別の場所で暮らす妻や、親の虐待で家にいられない子どもに、お金が届かない恐れがある。
批判だけしていてはいけません。
一人一人に給付は不可能で、現実的には世帯主が現実的でしょう。
「ではどうするのか?」
あくまでも別の問題です。
それなりの機関が提案し、仕組みを作るべきです。
個別の事案に関わっていけば、全体が遅れるばかりです。
読売です。
例えば、古典芸能の世界では、野村萬斎さんが公式ツイッターで狂言を紹介する動画を公開している。「うわーっはっはっは」という狂言ならではの笑いの「型」を、解説付きで実演する。
落語家の春風亭一之輔さんは10日連続で落語をネット配信した。「寄席入門」と題する動画も流して自ら基礎知識を説明し、視聴者を寄席の世界へいざなった。
演劇サイト「観劇三昧」は、各地の劇団の作品を公開している。新国立劇場は「巣ごもりシアター」と題する動画配信を始めた。バレエ鑑賞のほか、演劇の公演のシナリオを読むこともできる。
現在、ほとんどの舞台公演やイベントが中止となっている。こうした試みには、文化の灯を消してはならないという関係者の思いが込められていると言える。
動画を見れば、これまで接する機会の少なかった分野に関心を持つきっかけになるかもしれない。ファンの裾野が広がり、感染が沈静化して活動が再開された時、公演などに足を運ぶ人が増えることが期待される。
賛成!
私も、この1か月で、随分知らない世界を動画で知ることができました。
よい充電期間となっています。
毎日です。
保護主義は経済の効率を悪化させ、国同士の関係にも緊張をもたらす。1930年代の世界恐慌の教訓を忘れてはならない。主要国が互いに国内産業や雇用を守ろうと貿易制限措置を取った結果、世界経済がさらに収縮し、第二次世界大戦につながった。
その反省から、戦後に自由貿易体制の構築が進んだ。その中核を担う世界貿易機関(WTO)は「歴史は、市場を開くことがすべての人々の助けになることを教えてくれる」と協調を呼びかける。
主要国は、自由貿易体制の立て直しこそ経済回復の近道であることの認識を共有すべきだ。
国際分業は悪いことではありません。
コロナをきっかけに、過度な保護主義に走らないように目をひか