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哲学入門9  アリストテレス 思想 哲学

2019-01-25 05:21:28 | 哲学の窓
白坂慎太郎先生の哲学入門

第9回は、アリストテレス 思想 哲学 です。

 ここから https://www.youtube.com/watch?v=EBZXoAXuTtc&list=PLy3eeYyvpdHEwVtjzqJI9yN69-sEi_Rzv&index=8

師匠のプラトンはイデア論で、理想主義的哲学を展開しました。

しかし理想だけでは現実との間で乖離します。ついていけない人も多かったのでは?
そこで、批判的に、現実に根ざした哲学が生まれます。
それが、プラトンの弟子のアリストテレスです。


日本では弥生時代に入っていく頃です。
彼は、最後は教育者として生きました。


アリストテレスは、ソクラテスやプラトン以上に後世に大きな影響を与えました。



彼は、目に見える経験、体験で学問を積み上げていきました。
いろいろな学問を開拓した万学の祖と言われています。

プラトンが、本質はイデア:別次元にあるとしたのに対して、アリストテレスは現実の個別の中に内在するとしました。
理解しやすい話です。

彼は形相と質料という言葉で説明しています。

形相:個々の事物に内在化する本質

質料:素材にあたるもの


樹木で例えると、形相が種子の中にある本質で、質料は種そのもの。
樹木は、種子の本質が一定の条件の下で現実化した姿です。
つまり、種子の中にある本質が、水や日光の助けを借りて、樹木になるという目的を達したのです。

これは


感覚でとらえられるものの中に本質があり、その本質が目的化していくことで完成されていくのです。

それでは、人間の形相(本質、目的)は何でしょうか?

次回に続きます。

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