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7月29日の社説は・・・

2016-07-29 05:44:50 | 社説を読む
慰安婦問題が中心か。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 慰安婦財団 緒に就いたにすぎない
・ タクシー業界 攻めの工夫で再生を

読売新聞
・ 韓国慰安婦財団 支援を着実に軌道に乗せたい(2016年07月29日)
・ 米比軍事協定 南シナ海で対中連携を強めよ(2016年07月29日)
  
毎日新聞
・ 慰安婦支援財団 ようやくここまで来た
・ 障害者と社会 どんな命も輝いている

日本経済新聞
・ 遊ぶ人も社会も歓迎するポケモンGOに
・ 元慰安婦支援の着実な履行を

産経新聞
・ 相模原大量殺人 なぜ実名発表を求めるか
・ 都知事選 「安定と信頼」の担い手を

中日新聞
・ 政治とカネ 不信いまだ解消できず
・ 慰安婦支援財団 解決まで日韓は共に


※ 慰安婦関係が5社並びました。

ここでは、障害者の問題を取り上げます。

毎日です。
「「障害者は不幸をつくることしかできない」などという植松容疑者の身勝手で誤った主張ばかりが世間に流布されている。そんな状況に居たたまれなさを感じている人は多い。

 「障害者は不幸をつくる」とは、障害者福祉に公的費用がかかり、ケアをする家族の負担が重いことを言っているのかもしれないが、あまりに一面的な見方だ。

 障害者の日常生活のケアで疲れ、将来を不安に思っている家族はたしかに多い。しかし、それは社会的な無理解や偏見、福祉サービスの不足のために家族にばかり負担が掛かっているからでもある。

 親が子どもに抱く愛情は障害の有無とはあまり関係がなく、むしろ障害があるからこそ強い愛情と信頼で結びついている親子もいる。重度の障害者から有形無形の恩恵を受けている家族がたくさんいることも知るべきだ。

 どんな命も輝いている。もう一度、社会全体で確認したい。」

関連記事 相模原殺傷 容疑者「ヒトラーの思想が降りてきた」
 http://mainichi.jp/articles/20160729/k00/00m/040/095000c

今回の事件はあってはならないことなのですが、しかし、容疑者の主張は全くわからないわけではないという人が多いのではないでしょうか。

事実、「羊水検査で胎児にダウン症などの異常が見つかった場合、9割が中絶を選ぶ」という記事がありました。

「イギリスでは、法律で胎児条項が定められており、胎児が先天異常ん場合は中絶ができるという人工中絶法があります。」
  出典 http://xn--79q007fm1z21d.jpn.org/%E7%BE%8A%E6%B0%B4%E6%A4%9C%E6%9F%BB%E3%81%A7%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%8C%E8%A6%8B%E3%81%A4%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E5%A0%B4%E5%90%88%E3%81%AE%E5%AF%BE%E5%87%A6%E6%B3%95/

ここをどう考えたらよいのでしょうか。


産経は別の視点です。

「神奈川県警はこの事件で、「実名報道が基本ということは承知している」とした上で、被害者氏名は非公表とした。「被害者が障害者であることと、ご遺族の意思」がその理由とされた。

 だが、報道側が求めているのは実名報道ではなく、実名の開示である。実名は取材の起点として不可欠なもので、実名を報道するか否かは取材の結果で決める。まず取材がなければ、真実へは一歩も近づくことができない。

 平成17年に個人情報保護法が施行されて以降、警察や関係省庁が被害者氏名を公表しない事例が増えている。だが同法は報道目的の情報提供は適用除外としており、同法を根拠とする被害者名の非公表は誤りである。

 報じる側の集団的過熱取材(メディアスクラム)には強い批判がある。深く反省すべき点も多々ある。それでも、取材をやめるわけにはいかない。」

「実名を報道するか否かは取材の結果で決める」という表現が気になります。

社会正義(のようなもの)を振りかざして、「決めるのは私たち」という思いが滲み出ています。
しかし、それで傷つけている事例が後を絶ちません。

『報道被害』(岩波新書)という本もありました。

社会正義以上に、「売れる」「売れない」という基準が上回っている気がします。

報道哲学がない?のです。



日経はポケモンです。
「 1つのゲームがこれほど社会的なインパクトを持つとは、やはり驚きだ。スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の配信が先週から日本でも始まり、熱狂的ともいえるブームが起きている。」

「 ポケモンを捕まえるために、人が実際に動くという点にも注目したい。店や観光スポットはゲームとうまく連携することで集客効果を期待できる。日本マクドナルドがポケモンGOとの提携を決めるなど、新たなマーケティングの手法として企業の関心は高い。

 ビジネスの文脈を離れても、引きこもりがちな人が外に出て歩き回るようになれば、健康増進に役立ちそうだ。過疎に悩む地域に人を呼び込むといった地域振興にも一役買うかもしれない。」

わたしも、これは「時代を変える」とまでは言いませんが、経済効果には大きく貢献すると思っています。

今年の流行語大賞候補は決まりです。

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