毎月連載している「社会科教育」(明治図書)のグラビアページ。6月号は「衣食住」を取り上げました。
社会科は人の営みを学習します。人の営みの基本はやはり「衣食住」。その地域の気候や地形などの環境に合った衣食住を工夫してきました。それが、固有の文化を創り上げてきたのです。
というわけで、中学校世界地理では、世界の人々の暮らしを学習します。そのための教材研究には、リトルワールドがお薦め。
リトル . . . 本文を読む
おもしろいWebサイトを紹介しています。
今回は、新聞広告.comです。
私は、CMにはとても興味を持っています。
以前、『社会科教育』(明治図書)で、「広告から見る日本の今」をグラビアページで連載をしたことがありました。
自動車、富山県、新日鐵、公共広告機構など、いろいろなジャンルから興味深い広告を集め、そこから日本を垣間見ると同時に、社会科授業につなげる方法を提案しました。
その . . . 本文を読む
名古屋人や尾張人の風土からみた気質はどのようなものなのでしょうか?
真能氏は「武士道の真髄が気風として残る土地」と言っています。
「武士道とは死ぬことと見つけたり」と葉隠にあります。
しかし、この武士道という言葉と名古屋人は少し違います。
この地方の精神性の土台の一つは「生き延びること」だからです。
尾張地方は木曽三川のデルタ地帯です。
五条川もかつては木曽川本流でしたが、氾 . . . 本文を読む
金融経済教育研究会での真能秀久氏(中日新聞編集局経済部長)の話の紹介に戻ります。
世界経済は2002年から07年まで、年5%の成長を続けてきました。
かつての経済成長は、欧州5億人、アメリカ3億人、日本1億人、計9億人で支えた成長でした。
しかし、今は中国、インド、ロシアなど、30億人が一斉に工業化し、生産を増やしています。
安い価格のものが市場にあふれ、長期的に見ればデフレは続くで . . . 本文を読む
「騒動」とは、
(1)事件や事変が起こって、大ぜいの人々が、落ち着かずにざわめいたり、統制が乱れたりすること。また、そのざわめきや乱れ。
(2)(世間を騒がせるような)大きなもめごと。争い。
事件が起きているのは事実なのでが、それにより社会が落ち着かない状態、それが騒動です。
それでは、騒動にしているのは?やはりマスコミ、そして我々情報の受け手です。
もちろん、今回のA型(H1 . . . 本文を読む
高速道路で渋滞騒動が起きています。
事前に予測されたことですが、渋滞はその予測をさらに上回りました。
「千葉から10時間かけても、まだ浜名湖」とテレビのインタビューで答えていました。
なかには、「料金が高くてもいいから早く着きたい」「次は新幹線で行きます」と言う人もいました。
ある政党が、高速道路無料化を公約に挙げています。
私はその時から疑問に思っていました。「高速道路が高速道 . . . 本文を読む
手元に5月場所の番付表が届きました。
西序の口、下から7枚目に、舛ノ信が載りました。
舛ノ信は、岩倉南部中学校出身で、この春に卒業証書を渡したばかりです。
3月の初土俵で前相撲をとり、5月場所で初めて番付に載りました。
勝ち越せるように応援します。
このブログでも、結果をお知らせします。 . . . 本文を読む
今朝の中日新聞によると、岐阜県は弱毒性を想定した新アクションプランを策定したそうです。
これまでの行動計画が、強毒性を想定したもので、現実に合わないからです。
たとえば、一人でも患者が確認されたら全校を休校から、地域限定の「弾力的・機動的な対応」に改定しました。
これは当然のことで、一件の交通事故のために、全県の自動車運転自粛に相当する国の規準では現実的ではありません。
逆に、それほど . . . 本文を読む
予定を変更して、新型インフルエンザについて。
毎日新聞によれば、1日現在、海外への修学旅行を中止か延期した学校が15校あるそうです。
その一方で、今日の中日新聞のように「日本は過剰反応」という見出しも出てきました。
どうとらえればよいのでしょうか?
私は、現時点では過剰反応だと考えます。
新型インフルエンザ=鳥インフルエンザA型(H5N1)のイメージでシミュレーションした通りの . . . 本文を読む
中部地区はモノづくりの地域です。
亀山モデルとしてブランド化されたシャープの町田社長(現会長)は、「たとえるならば、老舗のウナギ屋の秘伝のタレのようなものです」
「コスト削減を求めて海外生産に頼るのは、一時しのぎのモルヒネ効果しかない。最先端のモノづくりは、日本国内でしかできない。我々は日本で製造業を極める」と言っています。
これは、創業者 早川徳次の考えを引き継いでいます。
早川徳 . . . 本文を読む
前回で、中部地域経済の話に移りました。
この地域(名古屋人)とはどんな地域なのでしょうか?真能さんは次のように言います。
一口で言うと、「キリンのラガービールの大瓶が売れる地域」なのだそうです。
その理由は…
1 「堅実」
ビールでは、大瓶が最も割安です。633mlで、310円ちょっと。
缶は、350mlで220円ぐらい、500mlで284円ぐらい。
1mlあたりでは、大 . . . 本文を読む